リゾカジ カジノレポート

松茸と蟹のソウル

* 韓国 2012/ 10/ 18 Written by 中宝

コメント( 6)

 いつものようにANA便は昼前にソウル金浦空港に着きます、そのまま金浦空港から地下鉄に乗り、登村駅へ。
今回はこの駅に目的がありました。松茸料理専門店です。ボンファヨンドゥ食堂というところです。

 奉化(ボンファ)は慶尚北道ボンファ郡にあります。韓国のマツタケというと襄陽(ヤンヤン)が有名ですが、ボンファも香りと味の良さで人気のマツタケの産地だそうです。
ボンファでマツタケ専門店として有名なのがボンファヨンドゥ食堂ですが、この店の支店がソウルにあります。地下鉄登村駅のすぐそばです。
1番出口に出て、進行方向前方にもうマツタケの写真の看板が見えます。

 ブログに電話番号と料理が載っていたのを見まして、韓国サイトを検索して探しました
もとのブログには店名、場所ともに連れていってもらったので不明、となってました。

 果たして店はあるのか、昼にやっているのか、一人で入れるのか、不安になりながら1番出口から地上に出ます。
店はすぐわかりました。ちょうど12時くらいですので、昼営業があればやっているはずです。ドアはあきます。
お店にはおばさんたちが3人ほど。お客さんはいません。
挨拶して中に入ります。ちょっと怪訝な顔をされましたが、どうやら大丈夫なようです。
メニューが持ってこられて、ほっとします。一人なので、マツタケ釜飯とマツタケ焼きというのを頼みます。

 まず、柿を一切れ、持ってこられます。コースの一部なのか、おばさんたちがちょうど食べていたためおすそわけしてくれたのか判然としませんがおいしくいただきます
おかずが並べられます。その中にマツタケチヂミがありました。
スライスしたマツタケがぜいたくに使ったチヂミです。ビールを飲みながら、チヂミをつついていると、マツタケ焼きが持ってこられます。
牛肉と一緒です。まず、一切れを生で食べてみてください、と促されます。
香りがいいです。生栗のような感じですが、新鮮さがわかります。
韓国のマツタケは日本では香りが薄いと言いますが、検疫で土を完全に落とし、洗ってしまうためと、時間が採ってからたってしまっているのが原因です。
韓国産のいいマツタケは日本のものにひけをとりません。

 マツタケだけ、はたまた肉と一緒にと、次から次に焼いてくれるのを口に運びます。
おばさんがつきっきりで焼いてくれます。
味付けは塩とごま油のみです。しかし、これがおいしいのです。牛肉と組み合わせた方がおいしく感じます。
 この店では他に牛スープでマツタケを煮るマツタケ鍋のメニューもあるようです。今の時期は生ですが、冷凍を使って1年中食べられるらしいです。

 そうこうしているうちに釜飯ができます。米から炊くために、20分ほどかかるのです。
表面を覆うようにマツタケを敷き詰めています。これを茶碗に取ります。残ったご飯というか、おこげにはお湯をかけてヌルンジにします。
おこげ湯漬けのようなものです。これも楽しみの一つです。
 おかずの葉っぱやキムチを混ぜて、ビビンパにするといいですよ、とおばさんが勧めてきます。
なるほど、贅沢なマツタケビビンパです。ご飯にもマツタケの香りが移っています。夢中で食べます。これも忘れられない味になりそうです。
 ヌルンジもいただいて、一息ついていると、マツタケ茶をすすめてくれました。これも香りのよいお茶です。
冷蔵庫を見ると、マツタケ酒なんかもあります。おばさんたちは気さくで、こちらが「おいしい、おいしい」と食べると、本当に喜んでくれます。
お勘定は91000W。たぶん二人でも、同じような値段ですむと思います。食べ過ぎました。
もうしばらくマツタケは食べなくてもいいかもしれません。(笑)このお店、オススメです。


ボンファヨンドゥ食堂
(봉화용두식당)
02-3661-1800
ソウル特別市 江西区 登村洞 649-14

 今回はホテルはインターコンチネンタルCOEXではなく、イビスに泊まります。
インターで安い設定がなかったためです。イビスもCOEX近くにありますが、値段がうんと安いです。
行ってみると、わかりやすい場所にありました。キーを差し込まないと客室階に行けませんし、いいホテルだと思います
バスタブはありませんが、きれいにまとめられた部屋は快適です。
もちろんインターコンチの快適さにはかないませんし、カジノへ直結しているわけではありませんが、いいホテルではあると思います。

 カジノでは、バカラに座りました。この日は抽選会があります、シルバー会員である程度賭けた人に配られたカードが抽選の材料です。
そのせいか、お客さんが通常に比べて多い気がします。席をはずすと、もう戻るのは難しいかもしれません。じっくりと打つことにします。

 しかし、これがあまり上手くいきません。最悪ではないものの、少しづつ削られます
ちょい少なめに勝負、と行きますが、それもことごとくダメ。この卓は誰も調子良くないようです。
 しかし、だんだん人は増えてきますので、仕方なく打ち続けます
決め手になるような失敗をしたわけでもないのに、250万ウォンくらい沈みます。
隣の松葉杖をついていた韓国系のおじさんとは長く戦う間にいい関係になってきて、「いいカットをするよ、ツラの続くやつ」と身振りで言ってはくれるのですが、テレコ崩れの取りにくい罫線しか出ません。
 ところが、抽選会寸前に、その時がやってきます。プレイヤーのあと、いきなりバンカーが3目続きます。「これこそL字じゃない?」と私。「そうかなあ」とおじさんは半信半疑。
もはや自分のカットも信じてはいないくらい打ちのめされています。大丈夫、大丈夫、と少し多めに置きます。
 結果は、あっさりナチュラル9。みんな、ちょっと色めきます。

 そこからは圧巻でした。バンカーのすだれ。しかも、3回に1回ほどペアかタイの色物が出ます。
色物とバンカーにさえ賭けてればチップが増えていく、という確変状態。バックベットも増えてきます。
 絞りは私とおじさんが交互にやります。プレイヤーが出た時は、1目でバンカーに戻る時と、2目で戻る時がありましたので、その1目プレイヤーの時は休みました。おじさんはその間も上手い具合に賭け、勝ってました。
一番右手の席のおじさんは、時々逆に賭けますがペアの取り方がめちゃくちゃ上手い。みんなチップを増やし、追加のチップもどんどん運ばれます。
いい感じです。こうなると、一体感が出て、みんな仲間になっちゃいます。

 抽選会は当然ながら外れました。面白いことに、卓の確変も、終了したようです
チップが逆にものすごい勢いで回収されていきます、潮時です。松葉杖のおじさんも卓を離れます。私も終了にしました。
 プラスに当然浮上です。150万ウォンくらい浮きです。楽しい、いい戦いができました。

 すっかり晩御飯を食べるのも忘れていましたが、興奮状態にあるためか、食べ過ぎたためか、お腹はすいていません。ホテルに帰って寝ることにします。
 4時ごろ目がさめます。「セビョッチプ」という24時間営業の店に行ってみることにします。
 地図で見るとさほどでもないように見えたので、歩いてみました。かなりの距離がありました。
途中で、24時間営業のフグ屋さんとか、バーとか、面白そうな店があります。
やっとのことで着きましたが、もう朝方なのに、すごく混んでいます。焼肉やしゃぶしゃぶやプルコギなども有名なようです。
 ソンジヘジャンククをお願いしました。血を固めたレバーのようなものとがごろんと牛スープに入っています。
もやしやえのきなど具沢山です。6000ウォンでした。今度は焼肉を食べに来たいものです。

 朝ごはんをいただいて、COEXに戻ります。もうちょっと遊びたくなりました。
レートの低いBJに行きます。上手い具合に、全員日本人で固めました。ところが、これが誰がなにをやってもディーラーが勝つようになります。
ポストを増やそうが、減らそうが、BS通りやろうがやらないようにしようが、全員がダメになります。
私は最低に近いベットですが、それでも減ります。BJ以外ではほとんど勝てない状態です。
ペアも入りません。だんだん一人減り、二人減りますが流れはよくなりません。私もリタイヤです。浮いているうちに終わりにします
両替して、4万円と11000ウォンの勝ちでした。まあ、これだけ遊んで松茸食べたら、よしとします
 そのあと、粘っていた方は少しよくなったようです。しばらく応援して、完全に終了にしました。

 お昼は早めにCOEXの近くの「コッチ」という店に行きます。カンジャンケジャンの店です。
カンジャンケジャン特定食が34000ウォンでした。特と普通のは、ご飯が釜飯かどうかです。特だと20分かかるそうですがそれにします。
 ここのバンチャンは2回にわけて出されます。前菜、があるのです。どれも少量づつですが、工夫されていて、おいしい。オシャレです。とても感心しましたし、期待が高まります。
 3回目はご飯、カンジャンケジャンと共に出てきました。ここのカンジャンケジャンは、牡蠣の塩辛と漬けたのが特徴で、牡蠣の旨みも乗っています。
その牡蠣のキムチもおかずにあります。辛さより、旨みが口にくる感じで、とてもおいしいです。
新感覚のカンジャンケジャンでしょう。すばらしいデキだと思います。牡蠣のキムチも大変に旨いです。
 一人、二人用のメニューもあるのが特徴で、他にはコッケチムやコッケタンなどもあります。店も綺麗で新しい。すっかり気に入りました。

 コッチでおいしい蟹をいただいたあとは、マッサージに行きます。
明洞に出ます。ちょっと歩いて、よさそうなマッサージ屋さんに行き当たりばったりで入ります。韓国式は棒状の器具を使いますので、とても痛いですが効きます。
 1時間コースですっかり足が軽くなりました。この店は当たりだったようです。時間もうまく潰れます。

 今回、もう1軒、行ってみたい店がありました。金浦の近くにあるロッテデパートにある「鼎泰豐」です。
この前あるのはわかったので、行ってみたかったのです。ちょうど夕食までは時間がある時だったので、入ります。
ここでも松茸入りの小籠包をお願いします。エビともち米の饅頭も頼みますが、頼みすぎでした。
小籠包は松茸の香りが肉汁とともに閉じ込められ、なかなかでした。
韓国にも中華料理店は多いですが、だいぶ翻訳が加わっていることが多いように思います。この鼎泰豐は割合にそのまま来ているように思いました。
 ロッテマートも同じ敷地にあります。いろいろ試食をしたり、眺めて楽しみました。

 今回、セブンラックのカジノは顧客獲得のためにずいぶん頑張っていました。抽選会のほかにも、私はアンケートに協力してください、と言われ、いくつかの設問に答えて、いい名刺入れをいただきました。
お客さんの声を聞いて、もってよくなっていくといいですね。今回も少しだけど浮いて帰れました。ソウルもマカオと少し意味は違いますが、楽しいところです。


このReportへのコメント(全 6件)

2012/10/19(Fri) 21:00

大元

 中宝様

 読ませて、頂き・・・

 『よだれが、出ました(笑)』

大元拝


2012/10/19(Fri) 22:40

中宝

無謀な秋の3週連続3連戦をどうやら終わりました。
とりあえず今年もおいしいものをいただけたことに感謝です。
とはいえ、また冬は冬でおいしいものが出てくるんですけどネ。


2012/10/25(Thu) 17:47

中宝様

 その松茸専門店はCOEX近辺にありませんでしょうか?
他の松茸専門店でもかまいません。
11月22日〜25日COEX遠征に出かけますので、、、

美味しいレポートありがとうございました。


ダーリン拝


2012/10/25(Thu) 17:48

くるくる

中宝さん、

前回のもそうですが、今回のレポートも、貴重なグルメ情報満載で、さすがです。
リゾカジの「食いしん坊」ならぬ「グルメメンバー」の面目躍如ですね!

それにしても、くるくるレポートと同時期に公開されたにも関わらず、中宝さんレポートの方が100アクセスも多いって、どういうこと!?(笑)
(^O^)/


2012/10/25(Thu) 18:48

中宝

ダーリン様
松茸専門店自体が始めて見つけましたので、そんなにはないんじゃないかと思います。
私もCOEXに泊まったのですが、この店に行ったのです。
しかも1泊2日の日程です。(笑)
ソウル市内ですから、そんなに遠いわけではないと思いますが。

松茸料理自体でしたら、ロッテホテル、新羅ホテル、シェラトングランデウォーカーヒルなどで
いただけると思います。だいたい11月いっぱいまでですから、ギリギリ間に合うかと。
ただ、ちょっと値段が高めですね。

江南の「舎利伝」というところも、リストアップしておりました。日本人の方の
やっておられる日本料理店で、松茸の土瓶蒸しなどもあるそうです。ただし、こちらは
まだ行ってないので、詳しいことはわかりません。よさそうな感じではあります。
ここならCOEXは近いと思います。

Japanese Dining「舎利伝」(しゃりでん/シャリデン/샤리덴)
서울특별시 강남구 역삼동 836-24  TEL 02-554-1542
ソウル市江南区駅三洞(カンナムグヨクサンドン)836-24
営業時間 11:30~15:00、17:00~23:00 (日曜日休)


2012/10/25(Thu) 18:53

中宝

くるくる様
いえいえ、私はとてもノンネゴチップを2倍にはできません。(笑)
儲けるのがアカンので、せめて食べ物情報で貢献しようと考えておりまする。


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