リゾカジ カジノレポート
セブンラック BJデッキ検証
韓国 2017/
11/
05 Written by
サイゴンサイゴン
セブンラック、BJデッキ考察
11月頭に1年半ぶりに釜山へ行った。かつてはほぼ月一で通っていた釜山だが、
セブンラックが始めた不可解なプリシャフルのBJになんともなじめず行くのを辞めていた。今回の目的はロッテの2Fから3Fに移転した新カジノの視察と、このセブンラック、プリシャフルの調査検証とした。当初、このリポートを公に揚げる事は躊躇したが、やはり私個人の見解に留まらず、当サイトを通じてより多くのBJプレーヤーの経験や意見を聞いて見たいという思いがあり、投稿することにした。
最初に断っておきたいのは、私は韓国という国や人々が好きで特に40年以上昔の学生時代、初めて行った海外が釜山だったこともあり当地には特別な思い入れがある。その上でこのリポートの見解はあくまで私個人の見解、想像であり特定の企業の行為や営業利益を妨害するものでは無いという点である。ゲーム運営に対する個人の見解はあくまで言論の自由の範囲とご理解いただきたい。
セブンラック釜山は2Fから3Fへ移転。内装や照明は明るくなっており、よりカジュアルな雰囲気になったが、プレー環境自体に大きな変化はない。
BJテーブルは4台。通常テーブルミニマムは、各1万、5万、10万、20万Wとなっている。ボックスは一時期7に増えたことがあったと思うが、現在は元の6に戻っていた。
8デッキ、エレベーターシャフル機。
1万テーブルはほぼ満席状態が続いており、人が抜けるとすぐ次のプレーヤーが入るという感じ。5万は1~3名で稼働している事が多いが、満卓の状態はほとんどなかった。
10、20万の両テーブルはほとんど稼働していない。
ただし、今回の滞在は週末をさけ日曜夜間~平日木曜昼までの5日間で、金、土曜の状況は見ていない。
本題のプリシャフルデッキについて説明します。これはセブンラックが2年程前から導入しているゲーム運営方で、一言でいうと客前でカードのシャフルを全く行わないと言うもの。ゲーム開始にあたり、すでにハウスによりシャフル済みという8デッキパッケージの封を切った後で、プレーヤーのワンカットのみでシューボックスへ投入、バーニングカード2枚してゲームを始めます。
ペネトレーションは8デッキ3分の2消化で終了となります。次シューはエレベーターシャフル機で上がった他デッキで同じくプレーヤーのワンカットのみでゲーム開始となります。このプリシャッフルデッキの交換は一時間おき位に頻繁に行われます。 特に傷んでも曲がってもいない使用済みカードはディラーにより輪ゴムでバッチリかためられ退場となります。ディラーによるデッキ管理はタグへのナンバリングやメモの記入で厳重管理されています。
ちなみにこのデッキLIGHT GREEN (カードの模様の色)という名前でご丁寧にMade In Japan の記載がパッケージに入っています。デッキのプリシャフルが何処で、誰により行われているのかをカジノ側は言わないので不明です。つまりMade In Japanで日本で製造業者がシャフル後パッケージしたのか、Made In Japan のカードをハウスがシャフルしたのかはわからない訳です。日本語の感覚ではカードとかの印刷物をMade In Japanと呼ぶことはあまりないと思います。勘ぐればカードデッキは日本製で製造業者が日本でプリシャフルした、中がどうであれ、日本の責任ですよと言うことなのか。
では、このプリシャフルデッキに何らかの作為はされているとすれば、どういった可能性があるのだろうか。
一番単純な方法はカードを“ヨセる”だけである。通常、プレーヤーのワンカットはデッキ中央部に入れるだろう。従い、ハイカードをデッキ前半にヨセておけば、カット後の前半部分はデッキ後半に回ってしまいペネ3分の2なのでゲームで使用されないまま終わる。プレーヤーはローカード群がよった、カウンティングで言えば、プレーヤー不利の状態でのプレーを強いられることになる。
セブンラックのBJテーブルでは6ハンドのテーブルでゲーム終了後にディラーのワンハンドも含め、テーブルにピクチャーが一枚もないという確率的に信じられない状況を何度か経験した。 しかしこの方法はハウスにとってもリスクが伴う、もし10カードがプリシャフルデッキの前半に集中させてあるのであれば、プレーヤーワンカットを極端に左よりもしくは、逆に右よりに入れられた場合、10カードの集中パートが後ろに回らず残ってしまいゲームで使用されることになり、カウンティングのプレーヤー有利の状況になってしまう。セブンラックのルールでプレーヤーカットは極端に左右どちらかに寄せたカットはやり直しさせられる。最低、ワンデッキ分中央よりのカットが求められる。
今回、私は検証の為、新デッキ投入時にこの左よりもしくは右よりワンデッキギリギリのカットを何度も入れてみた。しかしそのシューのゲームでカードに10カードが集積したという印象は得られなかった。 したがい、この方法のカードのヨセはないという結論だった。
しかし、なぜセブンラックのBJではあれ程までにディラーアップカード10で裏も入って20、あるいはアップカードローから2+9+T、3+8+T、4+7+T、5+6+Tによるディラー21が多発するのだろうか。
セブンラックは本家ラスベガスでは絶滅危惧ルールになりつつあるストリップ標準BJルールを維持する貴重なカジノである。 プレーヤーに有利といわれるBJルール、しかしセブンラックのBJはラスベガスや他の国のBJとはディラーのカードの引きの強さが明らかに違うのである。 真実は不明、闇の中である。
BJデッキのショーカードを絶対行わないハウス。プリシャフルなる疑惑満載の理不尽な運営方を導入して久しいハウス。 セブンラックの経営方針はセブンラックの問題ではある。しかし、BJのデッキがどうでも気にすることのない一見のツーリストプレーヤーで1万Wテーブルは満席になっても、10万、20万Wのテーブルを埋めてくれる太いプレーヤーが離れて行ってしまった事をセブンラックのマネジメントは早く認識して欲しいと思うの私だけだろうか。
2017/11/06(Mon) 08:57
kintaro
サイゴンサイゴンさん
セブンラックについては、小生も思うところがたくさんあります。
インラインにてコメントさせていただきます。
>不可解なプリシャフルのBJ
→確かにあれは違和感満載かと思います。
>何らかの作為がされているとすれば、どういった可能性が。
→ここは考えればキリのない世界で、有るとも無いとも解からないのが小生の私見です。
仮に何らかの不正があった場合、その機密情報に超高度なセキュリティがかかっているとしても、
そのカラクリを人が作る以上、企画から製造~組合わせ~納品と、
どこかの過程で必ず漏れるはずです。
(ex:冷遇を受けて解雇された幹部社員とか、原状に不満は無くとも、欲を出してその証拠を保有して脅迫する輩等々)
そして、それがもしも公になれば、そのカジノの信用失墜は不可避であり死活問題かと思いますので、そういった不正は無いと性善説で信じたいです。
また、ハイカードとローカードの寄せの仮説は、ペネトレーションが1/3と深くても、サイゴンサイゴンさんの検証結果にもありますように、例えば毎回カウンティングをすれば自明の理かと存じます。
>なぜセブンラックのBJではあれ程までにディラーアップカード10で裏も入って20、あるいはアップカードローから2+9+T・・・が多発するのだろうか。
→これは永遠の課題かと思います。
未知の部分に懐疑的になったことを以ってして、ゲームから遠ざかるのも一つの考え方かもしれません。
しかし、小生はお気楽的(笑)発想かもですが、「解からないから楽しい」それもBJの魅力ではないかと考えています。
と、いいますか、そう思わないとカジノ(BJ)が楽しくないと思うのです・・・。
2017/11/06(Mon) 10:53
サイゴンサイゴン
kintatoさん
貴重なご見解ありがとうございます。
確かに国営ハウス、セブンラックでのデッキコントロールがもしあるとなると、一企業の問題にとどまらず韓国の観光業界全体に与える影響は測りしれないです。2年前にはいたディラー達もほとんどメンバーが変わってます。 ただの噂のリークだけでも相当マイナスでしょうし。
しかし、このプリシャフル、ハウスにとっては不信感と客離れを起こすだけで、やるメリットないと思います。デッキの交換作業もハンドシャフルより手間がかかって、ゲーム稼働時間を増やすわけでもないし、むしろパラダイスのように完全CSMの方がハウスにとってもましです。
2017/11/06(Mon) 15:25
madamada
サイゴンサイゴンさん
私もこういう〝意見交換〟好きなので発言させてください<(_ _)>
>このプリシャフル、ハウスにとっては不信感と客離れを起こすだけで、やるメリットないと思います。
>デッキの交換作業もハンドシャフルより手間がかかって、ゲーム稼働時間を増やすわけでもないし、
>むしろパラダイスのように完全CSMの方がハウスにとってもましです。
一行目はまさにその通り。私も違和感の塊です。
でも2行目に関しては果たしてそうでしょうか?
以前、やきそばしてた頃(私は7~8年前からしか知りませんが)
確かシューとシューの間のシャッフル時間=私にとっては所謂「休憩時間」ですが、
10分くらいあったと思います。トイレいってタバコ吸ってもまだ大丈夫だったので。
でも最近はトイレ行って、ドリンクとって(タバコはやめたので)帰ってくると、もう準備完了てな事も少なくなく・・・ほんの少しだけど「時短」になってるかなぁ、という気がします。
まぁ、だからと云って、メンバーが帰ってこないのでゲーム稼働時間が本当に増えているかは微妙ですけども。
それはともかく・・・
私はCSMが大嫌いなので、CSMよりはプリシャッフルの方がまだ良です。
シューの切れ目がないと、終わるタイミングがつかめないんですよね~(≧≦)
それでも仰るようにプリシャッフルには〝不信感アリアリ〟なので、対抗策としては──────
10万ウォン卓には座らなくなりました(笑
1万卓でもそれなりには勝てたりしますし(ホントか?
そして私は「カードのヨリ」も、BJにおける愉しさだと考えるようにしています(これはホント
・・・なので、サイゴンサイゴンさんの「この方法でのヨセはない」との検証は、大変参考になりました。有難うございました(^o^)/
2017/11/06(Mon) 15:59
Hotココア
サイゴンサイゴンさん
私も大きな疑念を持っています。
とてもじゃないけど疑念を持ちながらミニマム5万以上でやる気はありません。負けた時納得感を持てないからです。
それでもミニマム1万なら遊びと割り切ってやってもいいのですが、満席で座れないのに嫌気がさしてから行くのをやめました。
時間と金かけてわざわざ行く気が起きません。
今、私にとって楽しくBJができる場所の一つはラスベガスです。
遠くて大変ですが。
2017/11/06(Mon) 16:37
サイゴンサイゴン
madamadaさん
Hotココアさん
コメントありがとうございます。
細かい点ですが、昨年の夏最後にセブンラック釜山でプレーした時と変わっている点があります。それはプリシャフルデッキの投入頻度です。以前は5~6時間に一回とかよほど流れがハウス側に悪く、プレーヤーのチップが大きく増えた時とかにデッキチェンジをやっていたと思うのですが、今は流れに関係なくルーティーンで一時間おき位に新デッキに変えます。インターバルの時間ですが、昔のハンドシャフル時間がデッキ交換に変わった訳ですが、新デッキ投入の際、ディラーがメモやサインを入れたりし結構時間がかかります。トイレに行くと丁度いい位かな。
カードの大きなヨセはないと書きましたが、その反面CSMではよく起きる、ハイカード、ローカードごとの小集合は非常によく起きます。従いプレーヤー配牌がどうしてもハイ+ローになりやすく、それに反してディラーだけはハイ+ハイ、もしくはロー+ローがよく入る感じです。
私はプレ―ヤーのワンアクションの違いで以後のすべてのシナリオが変わるBJでカードを作為的にハウス有利に組むことは不可能と考える立場です。
また、かりに10カードの絶対数自体が少なくしてあるのであれば、なぜランダムなカード配布でディラーにだけ10+10、もしくはローからの引きあがり21が異常に入るのか、それが分かりません。経験された方も多いと思いますが、ほんとうに神がかり的に続きます。
理由はともかく、もしハイカード、ローカードの集合性があるのであれば、それを利用した戦術も可能かと思います。
例えば、ファーストベースに座りサードベースもしくはディラーの最後の配牌に合わせて次ゲームのベットマネージをするとか、小集合化が起きていれば、そこでのペア確率はあがる訳で、本線は捨ててペアで勝負するとか言った方法です。
セブンラック、プリシャフル破れたりっていう戦法、誰か編み出してください。
2017/11/07(Tue) 08:41
madamada
>かりに10カードの絶対数自体が少なくしてあるのであれば、
>なぜランダムなカード配布でディラーにだけ10+10、
>もしくはローからの引きあがり21が異常に入るのか、それが分かりません。
>経験された方も多いと思いますが、ほんとうに神がかり的に続きます。
確かにですね~。あの人たち、ホントに引きが強いんですよね~。
私は「引く際」を、それこそ目を皿にして凝視(Dでもわかるくらいにして)するんですが、
それでもTばかり引いてくるんですよね~。
こないだスペインではそんな事無かったので・・・そのお気持ち、痛いほど判ります(笑
1時間に1度のチェンジはソウルのヒルトンも一緒ですかね~?
それは確かに頻度が高いなぁ。う~ん、どうしよう。来月行くので悩みます(≧≦)
2017/11/07(Tue) 09:44
サイゴンサイゴン
ソウルの近況はよくわからないので、ぜひリポートお願いいたします。
釜山と同様であれば、新デッキ投入後のワンシューは様子見で流し、エレベーターから上がったデッキでの
勝負をお勧めします。 もっともこのエレベーターシャッフルも下でちゃんとシャッフルしているのかしてないのか怪しいんですけど。
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このReportへのコメント(全 7件)