リゾカジ カジノレポート

独逸のカジノ賭け人、オーストリアのカジノに挑戦す!! (第1回) カジノ「ザルツブルク」

* ヨーロッパ 2017/ 12/ 01 Written by 独逸の旅打賭け人

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 2017年10月26日 カジノ「ザルツブルク」

 ドイツの全カジノには挑戦し、勝ったり負けたりしながら、旅打ちを楽しんできた。ドイツの隣国オーストリアでもカジノは相当数あり、運営しているオーストリア・カジノ会社は、国内ばかりでなく世界各地に進出し、そのノウハウを提供してビジネスにしている。
ドイツのカジノは地元の市民がカジノに熱中しすぎることを嫌い、大都市には従来はカジノが許可にならず、温泉地を中心にした田舎町だけに許可をされて、運営してきたのが実態である。最近は、都市部にもカジノが出来るようになった。
オーストリアでは、カジノは大都市と温泉保養地の両者にある。
 もともと、ドイツとオーストリアとはひとつの国の時代が長かった。今でも、オーストリアの言語はドイツ語である。国民性に若干の差異は感じられるものの、兄弟国と言える相似性を有している。

 筆者がよく行くバート・ライヘンハルはオーストリアとの国境の田舎町。すぐ隣はザルツブルクである。両者は中世以来、間にある塩坑の岩塩で大きな富を得て発展してきた。ザルツもハルも塩の意味という。

 今回は、このザルツブルクのカジノに挑戦してみることにした。ザルツブルクのカジノは、以前は市内のメンヒルベルクの丘の上にあったが、現在は移転して、ドイツ国境に近い場所に館のような建物を建てて営業している。

タクシーで市内から乗れば、15分くらいだろう。筆者は、持っていたレイルパスを使って地図で見た最も近い駅で降りたら、何とカジノがある側への出入り口がないのである。一駅戻って、そこから25分程歩いたので、ザルツブルク駅からは1時間半かかってしまった。その道も人と自転車しか通れない農道のような道。もちろん、カジノまで人と出会うこともなかった。

 オープンは15時。その5分前に、途中急いだこともあり着くことが出来た。
城館のような立派な建物の、2階がプレイルーム。
入場料は、オーストリアのカジノは高いと聞いていたが、その通りで30ユーロ。
その代わりに30ユーロ分のチップをくれた。そのほかに、次に来た時に使える20ユーロ分のボーナスクーポン。
最近は、ドイツの顔なじみのカジノではほとんど無料なので、余計高く感じてしまう。
2階には、赤い絨毯を敷いた幅広い階段を上がる。

 2階のプレイルームはいくつかの部屋をつなげたような造りだが、ルーレット台は全てクイック・テーブルで4台、かードテーブルが9台、マシン・ルーレットが33台。スロットを始めとするその他のマシンは、多数。

 15時のオープン時には、ルーレットの2番台が稼動。若い男のクルーピエが26の位置から玉を落とす。まだ、賭け人は0。筆者は、10ユーロと指定したカラーチップ100枚を5本テーブル上に立てたまま、バーカウンターでコーラを飲む。
初投からの出目は次の通り。かっこ内はゾーンの記号
[ 24(K)-25(△)-18(△)-11(K)-35(0/3)-24(K)-28(△) ]

筆者は、ヨーロピアン・ルーレットの37の数字の盤面を4つに分けてゾーンで狙うことを中心に攻めているが、その4つに分けたゾーンでの賭けをわかり易くするために、使用するオリジナルの出目表を作り直した。0/3(ゼロ・スピール)-△-Or(オフラン)-K(クライン・セリー)という流れで記載できるようにしたので、次に出るゾーンの推理がしやすくなった。
また、数字に当たった時に渡すティップの大きさを再認識し、それも合法的に節約しようと考えたのがこの4分割法でもある。

0/3(ゼロ・スピール)は、ヨーロピアン・ルーレットの盤面の中心数字26の左右3数字ずつの7数字(12-35-3-26-0-32-15)に4枚のチップを賭け(0/3、12/15、32/35のシュバルに各1枚、26は単独賭け)、26に当たった時には35枚、それ以外の数字では17枚の配当。

△は筆者独自の記号と概念のゾーンだが、0/3の外側左右5数字ずつの合計10数字(22-18-29-7-28、19-4-21-2-25)のゾーンで、6枚のチップを賭ける。4/7、18/21、19/22、25/28はシュバル(2目賭け)になり、当たった時の配当は17枚だが、2と29は独立した位置にあるので、2は0と、29は26とシュバルに賭けることでティップを避けることが出来るようにした。

Or(オフラン)は、26から見て3時と9時の方向にある左右合計8数字(17-34-6、1-20-14-31-9)のゾーンで5枚のチップで、6/9、14/17、17/20、31/34のシュバルと1の単独数字に賭けることになる。1に当たった時には35枚、17は2つのシュバルに賭けているので34枚の配当になる。

K(クライン・セリー)は、盤面の中心数字26の対面の12数字を指すが、6枚のチップで、5/8、10/11、13/16、23/24、27/30、33/36の6ヵ所のシュバルに賭けることになるので、どの数字が出ても17枚の配当になる。

出目表には、ゾーンに賭ける時は当該のゾーンのスペースに斜線を引き(ダブルで賭ける時にはXの形)、実際に出た目の当該のゾーンに○印を記入する。

 ここで賭け始めるのは早すぎるのだが、どうにも我慢できなくなった。
この時の賭け人は3人ほど。
△とKがほぼ交互に出ている展開で、Orは「死に目」と読む。
次は、Kの中目と見て、Kに6枚、併せて13/16、23/24のシュバルに各2枚。

出目は、20。「死に目」と読んだOrが出てしまった。中目だけは狙い通りだったのだが。
次こそ、Kと、Kのダブル賭けに併せて、36ツボツボ(27-13-36-11-30)に5枚。
さらに、24~36に強めにチップを置いた。
ところが、出目は17。Orのリピートである。これは痛い。
よ~し。次こそ、K。と、今と全く同じに賭ける。要するに、27、30、36を狙っているわけだ。ツボツボにしろ、24にしろ、後は押さえである。
さて、今度こそ、と狙って出た目は、21。△の数字である。
列と目の流れからしても、27~36のラインのはずなのだが・・・

△の後だけに、次はOrに流れると読む。
Orに併せて、列と目から、1、31、34、14、17、20。押さえに33。
出目は、27であった。1投前に狙っていた数字。
もう1度、Kの大目ベースで賭けていれば取れていたはず。
取れれば、120枚位にはなったはず。
この当りが、運の分かれ目だ。
次は、Kと読んで、
出目は23だったので、初めての配当は、17枚。

その後の、
-12(O/3)-36(K)-12(0/3)
は、Orを狙いすぎて、0/3の12に翻弄され、ここで、1000を失ってしまった。
参戦から、僅か8投。
早すぎた参戦が祟ったのだが、取れたのはゾーンのシュバルの17枚だけというのも、情けない話である。ザルツブルクのカジノは厳しい。
まさに、自滅、自爆であるので、本来ならここで尻尾を巻いて撤退するのが正しい負け方なのだが、この2番台の隣の3番台が小太りの若い女性のクルーピエによって、直前にオープンしたのを見て、もう一挑戦と思い直した。

 改めて、10ユーロと指定したカラーチップを100枚受け取る。
初投からの出目は次の通り、
[ 20(Or)-28(△)-18(△)-16(K)-7(△)-27(K)-29(△) ]
ここから、参戦。
Kと△が交互に出ているので、まずはKに6枚ゾーン張り。
出た目は、12。0/3に流れてしまった。
次はまったく読めないので、「見」。
出た目は、6。Orが始めて出る。
0/3-Orと出たので、経験則からも次は、0/3。
それも列から2列、目からは大目。
0/3に4枚、26ツボツボ(35-3-26-0-32)に5枚、26/29、32/35のシュバルに2枚ずつ。
ウィールが廻って玉が落ちたのは、26。
狙いは当たった。それも、配当が一番多い数字である。
配当は、104枚。ティップは2枚。
これは、いい傾向。この台では、勝てるかも知れないの予感。
ところが、その後がいけない。
-27(K)-11(K)-36(K)-15(0/3)-28(△)
の5投では、取れたのは15の0/3での17枚だけ。いい所なし。
11はゾーンに賭けずに小目の1列を追ったが、ペケ。
特に、27-11-36 の3投の流れは、いずれも筆者の得意とする36ツボツボ(27-13-36-11-30)そのままの連続目だった。26が出て、0/3とOrでの規則出を気にしすぎた咎めである。

次の11は、やっとKで取って17枚。
その前のKの3投の連続目があることから、再来を狙う。
Kに6枚。36ツボツボに5枚。27、30、36に1枚ずつ。さらに、27/30、33/36のシュバルに2枚ずつ。
さすがに、今度は狙いが当たった。
出目は、27。
単独数字に2枚、シュバルで3枚。配当は、121枚。ティップは3枚。

これが続かない。
-6(Or)-14(Or)-15(0/3)-7(△)-21(△)-22(△)-4(△)-18(△)
0/3の大目の再来を狙いすぎて、△の連続目に着目できなかった。
取ったのは、6でシュバルの17枚、22が単独で35枚だけ。
せっかく浮いた分も、ほとんどを失う破目になってしまった。

次は、ゾーンを外し、1列、前半を重視し、1/4、7/10、13/16のシュバルに賭けて、6連続△の19を外した。
このような時の連続目は、次の7投目で変わるという経験則を忘れ、もう1投、△を追ってしまった。
△にダブル賭け。中目と見て、18、19、21、22に各2枚。押さえに流れやすいKに6枚。
出た目は、23。Kである。17枚は戻ったものの、冷静であれば6投でKに代わり、13、16、23、24の中目を追えば、素直に取れていたはずなのである。
冷静さを失ってしまった証左。
さらに、バカをやる。
次は、読めないので冷静に、「見」が正しいのだが、Kを追ってしまった。
Kにダブル。11、13、16、23、24に各1枚。
出た目は、△に戻って、7。△への押さえも賭け忘れていた。
次は、△が続くと見て、△にダブル、押さえがK。
ところが、ここでもオーストリアのカジノの神には見放されているようで、
出目は、15。0/3に移ってしまったのである。

その後の、
-5(K)-28(△)
は、言うまでもなく、外した。
28の後は、Kの大目を狙うも、
32(0/3)が出て、外れ。
しばらく振りに0/3が出たので、続くと読む。
0/3をダブル賭け。26ツボツボ(35-3-26-0-32)に5枚、さらに3、12、0に各1枚ずつ。
幸いに、出目は0/3の0だった。
0に2枚、シュバルで0/3に2枚なので、配当は104枚。
この程度の当りが続いてくれれば、何とかなるのだが・・・

次の8を、0/3とOrの両賭けで外し。
次の11は、Kと36ツボツボでとって、配当は52枚。
この後がどうしようもない。
-29(△)-4(△)-10(K)-14(Or)-16(K)-3(0/3)-15(0/3)
この内で取れたのは、10でのシュバルだけ。
ここで、手持ちのチップのほとんどを失い、次の1000を投入する破目に。

 これを失えば、-3000になってしまうので、勝つことよりもまず負けないことを念頭に、慎重に進めることにした。
次の17は、Kの連続目と読んで外したが、
次の20は、0/3とOrの両賭けにして17枚が戻る。
この後の4投は、気を良くして0/3とOrの両賭けを続けてうまく取ることが出来た。
-20(Or)-32(0/3)-9(Or)-26(0/3)
この内の9は、アウトサイドから小目と赤と読んで、1と9に1枚ずつ置いておいたので、配当は52枚、0/3の26は当然35枚。
やっと、流れに乗れてきたようだ。

次もジグザグで、Orのはず。
小目、3列と読めるので、6と9に押さえをしたのが当り、配当は52枚。
次は、0/3に戻るが、待ちに待ったようなアウトサイドの配列から、26~35への縦のラインが絶対的に読める。
0/3に4枚、26ツボツボ(35-3-26-0-32)に5枚、26、32、35に各1枚、最後に26/29、32/35のシュバルに2枚ずつ置いた。
何と、出目は狙い通りの、35。
配当は、121枚。ティップには3枚渡す。これはいい目だった。
次は、ジグザグでOr。前半、小の目、3列か1列と読めるので、1と6、9さらに押さえに、4と7に置いた。
出目は、7で△のゾーンなので、Orは外したが、押さえの7が取れて、配当は35枚。運は離れていないようだ。

しばらく、「死に目」になっていた△が出たので、これが続くかも知れない。
次は、△のダブル賭けに、押さえに0/3に4枚。
出目は、3で、△は落としたが、0/3が取れて17枚の戻り。
1枚しかチップは増えない。
次は、もう1投、0/3。さらに26ツボツボに5枚。押さえに19、22、18、21に各1枚。
出目は、19で0/3は外したが、押さえが当たってね35枚の戻り。
次の9は、0/3と△の両賭けで外したが、
その後の20は、Orと14、17、20、23、1の数字に賭けたものが当り、配当は
52枚。
次の24はOrで外したが、
その後の28は△のゾーン賭けで、17枚の戻りとなる。

ここで、△とKのジグザグになりそうな気配が見えてきた。
次は、大目、3列と読めるので、
Kのゾーンに6枚、36ツボツボ(27-13-36-11-30)に5枚、27、30、36に各1枚。
さらに、27/30、33/36のシュバルに各2枚。
ウィールが廻ってから、何となく気になった1と33に各1枚を置いた。
出た目は、33。
狙いからは少しずれたが、最後の気掛かりが当たって、
配当は、86枚。ティップに2枚。
よ~し。次は△に戻るはず。
との、思いで、△のダブルにKに6枚。
ところが、出目は、12。0/3の数字が出た。この12は△のゾーンの28の隣の数字なのである。
次の8は、Kと5、8、11の数字賭けで当り、配当は52枚。
次の6も、0/3とOrの両賭けで摂れ、配当は17枚。

その後がいけない。
-14(Or)-6(Or)-5(K)-15(0/3)-35(0/3)
の5投は、ゾーンでもことごとく外してしまった。

余りの酷さに次の3投は、「見」。
-3(0/3)-28(△)-18(△)

気を取り直して、勝負に専念しよう。
このところ、目はOrとKに寄っていたが、2投続けて△が出たので、これは狙えそう。
次は、とりあえず、△だけに6枚。
出目は、18のリピートで17枚の戻り。
これで、△が3投続いたが、まだ続くはず。
同様に、△に6枚賭け。
狙い通り、出目は、△の25。配当は17枚。

次は、3列、中目、前半とアウトサイドのデータから読める。
△にダブル賭け、19、22、21に各1枚。データに当てはまる数字の18には2枚。
ウィールが廻って、出た目は、何とその18である。
配当は、104枚。久し振り大きな当り。少し沈んでいた分が、戻ってきた。
次も、6連続△ゾーンを狙って、△にダブル賭け。
これも狙い通りで、出目は、4。
配当は、34枚。ティップは渡さない。
ゾーンは6投は続いても、7投続くことはほとんどないので、
次は、Kに移ると読む。
後半、3列、大目とデータは指しているので、素直にこれにあわせ、
Kに6枚、21/24、27/30、33/36のシュバルに各2枚。押さえに△にも6枚。
出目は、33だった。
Kの分を含めて、シュバルが3枚で、配当は51枚。
次の17はKと読んで外した。
これもしばらく出ていない、Orが出たので、次もOrと5枚賭け。
ただ、アウトサイドからは、1列、小目、さらに前半との線が強く見れるので、
1、4、7、10に各2枚置いてみる。
何と、出目は、4。△の数字。
データの勝利で、配当は70枚。ティップに2枚。

△の数字の後なのだが、△の6投のツラ目の後だけに、Orに流れると読むのが素直。
Orに5枚置いてみる。
出目は、20のOrで、配当は17枚。
2投のツラは続きそうなので、次もOrに5枚。中目が気になるので、14、17、20、23に各1枚。押さえに、1と33に各1枚。
出目は、20のリピートだった。
配当は、1投前のシュバルが残っているので、69枚。意外な戦果。

次は、Orが続くか移るかはわからないので、OrとKとの両賭け。
出目は、Kの10で17枚の戻り。
次は、Kがしばらく出ていなかっただけに、Kが続くだろう。
Kに6枚。2列が気になるので、5、8、11、23に各1枚。
これも、狙い通りで、
出目は、8。配当は、52枚。
次は、Kの3投目が出るか、戻るとすればOrだろう。
両賭けしながら、Orの2列、中目を狙ってみる。
14、17、20に各2枚、1と23に各1枚。
運が戻ってきたようで、
出た目は、Orの17。
Orでは配当が34枚付くので、数字と併せて、104枚の配当になった。
ここで、だいぶ取り戻せてきた。
1000ほど浮いたら止めようと思っているが、3000の投入額から見たら、まだ
マイナスの領域。
この台では、数人の賭け人がプレイしているが、ほとんど筆者とクルーピエの直接対決の様相である。

先ほどもOrが続いて出たので今回も続くと読んで、Orに5枚。Kは無駄玉になるといけないので、賭けない。
そんな時に限って、意地悪のようにKが出た。
出た目は、16。
次は、Kが2投続いていることもあって、Kに6枚。
出目は、25。
ツラ目の後、しばらく出ていなかった△の目である。
次は、Orに5枚。押さえに流れる事のある、0/3に4枚。
出目は、何と、0。17枚が戻る。
しばらく振りの、0/3なので、
次も、0/3に4枚。
残念ながら、0/3には行かずに△のゾーンが続いて、出目は、2。
0/3と△を行ったり来たりしているので、次は間違いなく0/3のはずと4枚賭け。
出目は、18で△が続いてしまった。
さっきは、△が6投続いた。今回も再来の可能性がある。
△に6枚。大目と読めるので、25、28、29に2枚ずつ。押さえに、26/29、32/35のシュバルに1枚ずつ。
ウィールが回って、止まったのは25。
配当は、87枚。狙い通りである。
よ~し。次も、△と6枚張り。1列、小目と読めるので、4と7に2枚ずつ。押さえに、1と10に1枚ずつ。
これも狙い通りで、出目は、7。
配当は、87枚。この2投は、楽に取れた。

4投△が続いたので、次は動くだろう。動くとすれば、OrかKか。
両賭けしながら、数字を読む。1列か3列の前半。1、6、9に各1枚。押さえに10と13/16のシュバルに1枚ずつ。
出目は、Orの6。配当は、52枚。
このOrは続くだろう。次は、Orに5枚。後半を狙って、20、31、34に1枚ずつ。押さえに、1と33。
これも、狙い通りに20が出て、配当が52枚。
もう少し大きく張ればいいのだが、躊躇が先に来てしまう。
それにしても、4投連続の当たりはありがたい。
これで、原点からだいぶ浮いたが、1000までは届いていない。
あと、4、5投当たれば、凱旋できそうの感。

その後は、そんな銭勘定を始めると、憑きの神は離れていくというジンクス通りになってしまった。
次の21はOrに賭けて外し、4は△で17枚取れたものの、次の34と15、24は立て続けて外す。
次の25は、△とKの両賭けで17枚取れたものの、次の36は△のダブル賭けで勝負して外れた。

Kの36の後は、36周りの数字が出やすいので、次もKと見て6枚。
1列、中目と読んで、13、16に各1枚。
出目は、13でこれは取れた。配当は、52枚。
もう1投、Kだろうと、6枚を置く。
狙いは外れ、出目は、9。Orの数字である。
36周りの数字が気になっているので、
次は、Kに6枚に併せ、36ツボツボ(27-13-36-11-30)にダブル賭けで10枚。
これは、狙い通りになって、
出目は、11。配当は、87枚のいい目になった。
次は、行ったり来たりの、Orと読んで、5枚賭け。1列の気配が強いので、1、31、34に各1枚。33に押さえを1枚。
出目は、34。狙い通りになった。
これで、だいぶ浮上したが、まだ1000には届かない。

次は、ジグザグでKと読んで、Kにダブルで12枚。
出目は、29。△の数字。外してしまった。
次こそ、Kとこれもダブル賭け。
出目は、2である。△の数字。Kと△は連動しやすいので、押さえが必要だった。
それではと、次は、△とKとの両賭け。このやり方では、どちらに当たってもチップは大きく増えないので、時間の無駄だが、前の2投のことがあるので、やむをえない。
そして、出目は、Orの17。見事な外しかたである。
せっかく浮いた分が、だいぶ減ってしまった。

クルーピエとほとんど、対一の勝負を続けてきただけに疲れも出てきた。
3000より浮いている分を使って、最後の勝負としよう。
Kの36周りを狙って、Kにダブル賭け、万一の押さえに△にも6枚。併せて、36ツボツボにダブル賭け。後2枚残ったので、24と1に1枚ずつ。
狙っているのは、27、30、36の数字。いずれが出ても、配当は100枚を超えるので、優雅に凱旋できる。

ウィールが廻って、何と、止まったのは0/3の中心数字26。
最後に厳しい数字が出た。
そういえば、今日はこの26がキーナンバーになって、この台での最初に大きく当たったのも、26。その後も、26が絡んで大きなあたりになっていたのを思い出した。
ここで、クルーピエに勝負を終わることを伝えた。
クルーピエは、筆者がまだ玉を持っていることを知っているので、「やめちゃうのかい」と言う顔をしていた。
終了時間は、17時30分。2時間半の長丁場だった。

 キャッシャーで、3000ユーロを受け取り、初めてのオーストリアのカジノで、十分に戦って原点を確保したので、まあ満足できる・・・と、赤い絨毯の階段を下りながら思ったが、ここで大変なことを思い出した。入場料の30ユーロ。この分だけ負けていることを。あの、30ユーロ分のチップは、カラーチップと混ぜて賭けてしまったので、そのことをすっかり忘れていた。
ザルツブルクのカジノでは、結局30ユーロの負けとなったのである。

駅まで歩き、泊まっているバート・ライヘンハルに戻って、この30ユーロを思い出しながら、ほろ苦いヴァイス・ビールを飲んだものである。


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