リゾカジ カジノレポート

最後のルーレットは思い出のカジノで

* ヨーロッパ 2020/ 04/ 19 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 5)

独逸カジノ賭け人の旅打ち日記
「最後のルーレットは思い出のカジノで」 

  2020年1月18日 カジノ「アーヘン」

 筆者は、ここしばらく筆を絶つならぬ、チップを置かぬという「断賭」を続けている。

 今回のドイツの旅は、11泊13日というスケジュールでドイツの17都市を巡ろうというもの。正月開けの8日に成田を発って、明日19日にデュッセルドルフから日本に戻る。この17都市にはカジノも当然あるが、「断賭」をしているのでカジノでのプレイはしない。
最後の宿泊地がデュッセルドルフなので、最後の最後のプレイを、今から45年位前にドイツで初めて訪れたカジノ「アーヘン」に寄ってみようかと旅の途中で
思い至った。このカジノは、大学時代の友人が商社のデュッセルドルフの駐在所に赴任していて、食後の探訪として連れてきてもらったのである。当時のアーヘンのカジノは、クーアハウスという宮殿のような建物で営業していて、ルーレットは10台程の本格的なビッグテーブルで行われていた。
当時はドイツカジノの全盛期で、歴史的なバーデン・バーデン、バート・ホムブルク、ウィスバーデンを始めとして、30ヵ所を越えるカジノが覇を競っていたのである。
ここで、ご多分にもれぬビキナーズウィニングで、少し勝ったのがいけなかった。その後、クーアハウスが老朽化したことで、カジノは街の中心から少し離れたスポーツ施設「チボリ」の階上に移転してしまった。

 カジノに入ったのは、15時40分。オープンから少し経った時間。勝ち負けよりも、最後の思い出戦の積りで、3番台で10ユーロのカラーチップを100枚受け取る。カラーは相性の良いダークブルー。
3番台と隣の台の2台のクイックテーブルが稼動していて、賭け人は両台で10人余り。
 最後のルーレットの積りであるが、簡単に勝てるとは思っていない。むしろ、沈んでしまうという公算が強いかもしれない。まあ、それなりにティップを渡して、イーブンになれば負けたことにはならないので、十分に満足できる。100ユーロも浮いて、そのチップを最後の別れにクルーピエに投げられれば、言うことなし。

台脇の電光表示盤で、オープンからの出目を見ると、
0(0/3)-34(Or)-36(K)-12(0/3)-21(△)-15(0/3)-0(0/3)-17(Or)-5(K)-10(K)-
32(0/3)-8(K)-5(K)-36(K)
始めは0/3が強く、その後Kに寄ってきて、△はほとんど出ていないという流れ。
ここから賭け始める。
ゾーンで言えば、0/3。アウトサイドからは、3列、小目。
0/3に4枚。3と12に各1枚。無いと思うが、6/9に1枚。
玉が落ちたのは、0/3の15。
配当は、0/3で17枚。3、12にもう1枚15にも置くべきだったか。
それでも、1投目が取れるのは、いい兆候。

次は、Kに戻るはず。3列、大目がありそう。
Kに6枚と、27/30、33/36にシュバルで各1枚。
これは狙い通りの、27が出てくれた。
Kに賭けているので、シュバル2枚分の34枚が戻る。
ティップは渡さない。

参戦する前に、Kに2投と3投続いていたので、次もK。
Kにダブル。併せて36ツボツボ(27-13-36-11-30)に5枚。
出目は、8。ツボツボは外したが、Kのダブルは取れて、配当は34枚。
ここでも、ティップは渡さない。

さて、次だが、さっきもKが3投続いているので、次もKと読むのが自然。
Kをダブルに、36ツボツボに5枚。
ウィールが廻って玉が落ちたのは、32。0/3の0の隣である。
見事に外した。

次は、Kに戻る。3列が濃厚。
Kに6枚。36ツボツボに5枚。3列と見て、押えに24に1枚。
出目は24。Kと3列は当たっていて、配当は52枚。
ここで、ティップを1枚。

先ほどの32が出た事で、0/3とKが交互に出ていることになる。
と、なれば、つぎは0/3。
0/3にダブルで8枚。数字は、3、12、15に各1枚。
さあ、来い。
と、念じたのが良かったのか、玉が落たのは、盤面の中心数字の26だった。
26は、0/3に賭けた時は単独数字なので、ダブル賭けで70枚の配当。
ティップは、2枚渡す。

つぎは、行ったり来たりでKに戻る。3列が濃厚。
と、なれば、Kのダブル、36ツボツボ。数字は、27、30、36と押えに24に各1枚。
玉が落たのは、狙い通りの27。
Kのダブルで34枚。ツボツボと数字も当たって、70枚。合計で104枚。
ティップが2枚。
ここまで、マイナスになることなしに来たので、だいぶ浮いている。

つぎは、そろそろKから離れて、しばらく出ていないOrに移るのではないか、
という気持ちが強くなった。
アウトサイドで見ると、2列、中目が濃厚。ここは、Orのゾーンである。
そこで、次は、Orにダブルで10枚。14、17、20、23、1に各2枚、押えに33に1枚。ゾーンの押えにKに6枚。
出目は、23。Kの数字であるが、2列と中目は当たっている。この23はOrから
流れることが多いという経験則がある。
配当は、87枚。ティップは2枚。悪くない流れである。

ところが、好事魔多しで、次の
-21(△)-11(K)
を、Orの狙いすぎで落としてしまったのである。
撤退ということも頭に浮かんだが、余りに狙い通りに行っていたので、もう少し続けることにした。

落とした11は、Kのゾーンであるが、36ツボツボの5数字の内の数字でもある。
もう少し、Kが続く可能性が濃いと読み切ることにした。
アウトサイドの3列は読めるので、Kのダブル、36ツボツボに5枚、数字は27、30、36に各2枚、押えに24、33に各1枚。
出目は、見事に、27。
数字に3枚、シュバルに2枚。配当は大きく、139枚。ティップは3枚。

次は、もう1投Kを狙うべきだったのが、0/3狙いに行ってしまって大失敗。
出目は、11だったのである。2投前も、11を落としている。

次は、Kが続くはず。3列、大目と見えるので、Kに6枚と36ツボツボに5枚。
出目は、33。3列と大目は当たっていた。
Kの分だけ、17枚の戻り。

次は、0/3に流れて、26/35のラインと読む。さっきも26を当てているので、0/3にダブルで8枚。26、32、35に各2枚、29と2に各1枚。さらに押えにKに6枚と2/11に2枚。
出目は、0/3には行かず、30である。Kの数字なので、17枚の配当。

次も大目、3列と読めて、Kが続くだろう。
Kに6枚と、36ツボツボに5枚、押えに、24と33、1に各1枚。
出目は、一目前に戻って、33。押えとKで52枚。
ティップを1枚。

ここまで、6投のKのつら目。7投目が出るというのは、経験則からも無いはず。
そうすると、ここではずっと死に目になっていた、Orに移ると見るのが素直。
アウトサイドからは、中目の2列。最もOrの濃い場所でもある。
まず、Orにダブルで10枚。14/17、20/23のシュバルに2枚ずつ、14、17、20
に各3枚、23、1に各2枚、押えに33に1枚。
さぁ、Or・・・来い!!
これは、狙い通り、Orの14。一番大きく取れた数字。
数字が3枚で105枚、Orとシュバルで68枚。合計173枚。
ティップは4枚。
今日最も大きな目だった。

余りに狙い通りだったので、次の目が読みにくく、「見」とした。
出目は、Orのリピートで9。まあ、こんなものでしょう。

次は、もう1投、Orが続くと読む。
先ほどと同じように、中目、2列と絞って、14、17、20に集中し、1と23、33を押さえにする。
出た目は、この押えの23だった。チップを1枚置いておいたので、35枚の戻り。

次はもう1投、Kが続く。アウトサイドから、3列、大目。
Kのダブル、36ツボツボもダブルにしておいた。
出目は13。36ツボツボの5数字の1つなので、70枚とKのダブルで34枚。
合計104枚。

次は、もう1投、Kが来そうだが、Orへの戻りもありそう。
面倒なので、Kにダブル、36ツボツボにもダブル、Orもダブルにしておいた。

信じられないことに、ここで1が出たのである。Orの中でも一番配当が大きい数字。ダブルなので、70枚の配当になる。

この後の、
-4(△)-16(K)-21(△)
を大きく落として、ジ・エンド。
最後の3投では、手許に4100を残して手持ちのチップを全て賭けまわした。
流れが変わったように、全て外してしまった。
まあ、これで十分満足すべきでしょう。
往時なら、これだけKのツラ目になっていたら、この後にKと最も関連が深いゾーンの△のツラになる可能性を追って、ここからもう一勝負に行くのだが、今回は相性の良いKゾーンの36ツボツボの多出を堪能できたことで、心残りは無い。

僅か23投。時間にすると、50分ほどの勝負だった。
100ユーロは終わったときに、クルーピエに投げて別れを告げた。
手元の浮きは3000。
今回の旅の全ての旅費はこれで賄えたのを良しとしたい。
(某エアーの往復プレミア航空券、11泊分のそれなりのホテル代、ドイツ鉄道の10日間1等鉄道パス、毎日の好きな料理とビール、ワイン代)

参戦してからの出目は次の通り。カッコ内は当該出目のゾーンを表示。
-15(0/3)-27(K)-8(K)-32(0/3)-24(K)-26(0/3)-27(K)-23(K)-21(△)-11(K)
-27(K)-11(K)-33(K)-14(Or)-9(Or)-23(K)-13(K)-1(Or)-4(△)-16(K)-21(△)

東京に戻ってきてしばらくしたら、コロナウイルスが騒がれだして、後2週間遅かったらカジノどころではなかったはず。
まあ、良かったの一言。
今年中には、再びドイツに行けないかも知れない。

アウフ・ヴィダーゼーン!!


このReportへのコメント(全 5件)

2020/04/25(Sat) 20:31

みさんこ

ご無沙汰してます。
コロナで海外いけなくてウズウズです。今年は、1月にマカオ、2月にソウル行ってきましたが、この連休はヨーロッパ予定していたんですが残念です


2020/04/26(Sun) 05:01

独逸の旅打賭け人

みさんこ さん

こちらこそ、ご無沙汰しています。
最近のドイツのカジノはハイローラーもいなくなって、静かで寂しい感じになっていますが、このコロナ騒ぎの後はどうなるのでしょう。まあ、紳士のゲームをみんなでマスクをしてプレイしているのは、
想像したくありませんが。


2020/04/26(Sun) 21:49

みさんこ

今年こそドイツで行ってみたいですね


2020/04/27(Mon) 06:28

独逸の旅打賭け人

みさんこ さん

ドイツはカジノと歴史的な観光の両者が楽しめるのがいいですよ。歴史的な温泉町にはカジノがあるので、午前中に移動、旧市街のレストランで昼食を食べて街を歩き、夕方からカジノでプレイしてホテルに戻り、翌朝新しい街にと移動して転戦が可能です。
一年の内で一番美しい季節は5月です。ドイツ名物のホワイトアスパラガスも食べられますし。小生も毎年5月にはドイツに行っているのですが、今年はあきらめました。


2020/05/06(Wed) 17:19

みさんこ

よいですね!
ヨーロッパに早く行きたいです☺️

韓国、マカオも査証免除してくれないか、見守ってます


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