リゾカジ カジノレポート

帝王の帰還(その②)【GWグランドリスボアパレス公式オフ会】

* マカオ 2024/ 05/ 27 Written by マカオの帝王

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帝王の帰還(その②)
【GW上葡京(グランドリスボアパレス)オフ会】

配り終えたディーラーが、いつまでたってもプレイヤー側のカードをオープンしない。
「さっさと2枚ともオープンしろ」とディーラーに告げる。
初手;
プレイヤー・・・絵札+4=4点
バンカー・・・・絵札;3ピン
8年ぶりに気合を入れて絞ると付き付きの8で勝利!

次も配り終えたディーラーが指示を待っている様子なので、「ちょっと良いかな? 当方がバンカーで絞る際、ハウスがプレイヤーとなったら、常に、即、オープンしてくれ!」と念を押す。
それに頷くディーラー。

次手も同じく、プレイヤー・・・4点
バンカーは同じくナチュラル8で勝利!

3手目・・・P:6、B:7のチャーシューで勝利!
4手目・・・P:0、B:5で勝利!
5手目・・・P:0、B:5で勝利!(4手目と同じ)
6手目・・・P:3、B:4で勝利!

良く、リゾカジのバカラ愛好者の皆さんから「マカオの帝王さんは、罫線を気にせず、毎回バンカーにベットする訳ですから、特に好きな罫線など無いのでしょうね」と尋ねられるが、そんなことは無い。
勿論、当方にも好きな罫線は有る。






BBBBBBBBBB……

口切りからラストまで、全てバンカーが勝つ罫線だ。

『さて取り敢えず口切りから6連勝だ! 途中からベットを3千$に増やしたので、ここまでの勝ちが15,200$、約30万円だ。問題はノンネゴ・チップのローリングが進まないことだが、それはまぁ良い。このまま一気に突っ走るぞ!』

7手目・・・プレイヤーは絵札2枚でゼロ、こっちは絵札+7=7点。
『良し、これも勝ったな……』
と一瞬気を緩めると、3枚目7で引き分けとなる。

8手目・・・プレイヤーは絵札+8=8点。
但し、バンカーは2枚とも4ピンで勝ち目十分!
1枚目・・・9で負けなし!
2枚目・・・これ又9で、2連続引き分けとなる。

この時、今から10年前に、今回と同じくリゾカジの公式オフ会で、シンガポールのリゾート・ワールド・セントーサに参加した際の忌まわしい記憶が蘇ってきた。

『あの時も確か、2万シンガポール$(≒約170万円)をデポジットし、専用ルームで500$~千$をオールバンカーにベットし、口切りから幸先よく6連勝して4千$以上勝ち、あと1勝で5千$だ! と思ったところで引き分けを挟みプレイヤーの逆襲に会い、勝ち分が溶けたのだったな……、結局、10年前のシンガポール遠征における、滞在期間中の頂点は、プレイ開始後約10分の際の+4千S$だった訳だ……』

貼りを3千 → 2千に落とす。

プレイヤーは7+2=ナチュラル9!
バンカーはAAの2点で負け

『これがポーカーなら良かったのに……』
と思いつつ、そのままゲームを続けるが、流れは変わらず、結局、バンカーの27勝、プレイヤーの23勝、引き分けが7回でノンネゴ・チップのローリングは、プラス5千$で終了した。

キャッシャーで千$札55枚と交換する。
唯一良かったのは、受け取った千$札の大半が新札だったことである。

フロントに行き、チェックイン。
部屋は豪華だった。
意味もなく、ダブルベッドに枕が7個ある。
取り敢えず、室内金庫に新札(30枚)と日本円、日本の銀行のキャッシュカード、等を入れ、シャワーを浴び、公式オフ会(アサリ鍋)に参加すべく、部屋を出る。

ロビーには数年振りに見る、懐かしい顔ぶれが……
当方と同じ年の、東京から参加のMさんと話しながら、シャトルバスに乗り、本日の会場へと向かう。
たっぷりのアサリ鍋と、冷えた青島ビールが有れば、それでOK、締めで出てきたインスタント・ラーメン(出前一丁)は、食べきれなかった……

尚、このオフ会で驚いたのは、東京から参加の有るメンバーさんが、アラサーの日本人女性(4名!)を引き連れていたことだった!
『うーん……、お楽しみで女性同伴するのは分かる。昔は当方も……(まぁ、それは関係ない)、但し、その場合でも一人に限られるだろう、4人だと、4倍楽しい? 楽しいのか? 確かにお金は4倍掛かる、とは思うが、太っ腹なのは羨ましい……』

目安の金額? としては270HK$と言われていたが、高価な食材を頼まなかったからか、幹事から「お一人様、100$で結構です」と告げられた為、言われるままに100$出しお開きとなる。

再び、上葡京(グランドリスボアパレス)に戻る。
メンバーの多くは、専用ルームでバカラを始めるが、“共闘”は出来ないので、カジノ内を散策する。

取り敢えず、ブラックジャック台に座ってみるが、マイナス1万~プラス1万を行ったり来たりで、結局±ゼロで手仕舞い。
『ダメだ……、まだバカラは“昔取った何とやら”で情熱の燃え滓? のようなものが、未だに魂の奥底で燻っているのだが、BJに関してはそれが無くなったようだ……、MGMの黄色いチップでなら、プレイしたい気持ちは少しだけあるのだが、移動が面倒だ…、おや、何やら〝ポーカー始まりました〟とのぼりが出ているではないか?』
足が自然と受付に向かう。

リングのみだが、ブラインドは50$(千円)-100$(2千円)が最低レートと、やや高い目。
バイインもそれに合わせ、1万$(20万円)~3万$(60万円)とのこと。
高いは高いが、同卓の皆さんを見ると金持ちの愛人風のブランド女、大学生トリオ? 頭の悪そうな成金おっさんず、と緩そうな面子の為、様子見で1万5千$(30万円)のバイインで参加する。
『さてと、今回のマカオ遠征では“マカオの帝王”としてバカラに専念するつもりだったが、成り行きでポーカープレイヤー“マカティ”の出番となった訳だ……、しかし、そんなこともあろうかと、グランド・リスボアで12年前に購入した年代物のカード・プロテクターを持参している。これ+カジノの上級メンバーが持つ、黄色い会員カードを卓上に置いて、先客達にプレッシャーをかけるとするか……おっと、サングラスも着けるとしよう、これで謎の日本人ポーカープレイヤー “マカティ”、マカオに見参だ!』

3手目にボタンで、誕生日ハンドの♠A、♠Qが入る。

大学生トリオの一人から、300$のオープンが入っていたので、千$の3ベットを打つ。SBは即フォールドするも、BBのブランド女から何とオールインが飛んできた!
オープンした若者はフォールドし、ヘッズとなる。
『いきなりオールインだと!? ブランド女のスタックは約1万、開始早々、全スタックの2/3を失う訳にはいかない……、残念だが、ここは見送りだ……』

その後、このブランド女に注目すると、次のようなことが判明した。
1) この女の辞書に「レイズ」は無い。
2) 50%・・・フォールド、40%・・・コール、10%・・・オールイン! である。
3) 又、エルメスのバッグの中身を横目で見ると、その中には、5万$の高額ビスケットが複数枚見えたので、マネー・プレッシャーを与えることも困難。

『うーん、参った……、普通のプレイで、このブランド女と勝負するのは難しい……、けど、こっちに良い手がある状況で、オールインに持ち込むことが出来れば良いわけだから、その機会をじっくり待つとしよう……』

大学生トリオや、成金オッサンズを相手に小銭を稼ぎ、スタックが2万を超える。
ここで、ボタンの時、♠A、♠Kが入る。

ブランド女はBB

途中、リンプが二人入ったので、千$をベットする。
SBはフォールド。
一瞬、躊躇した後、プランド女が『オールイン』を宣言する。
ブランド女のスタックは約11,000$

『機は熟した。勝負だ!』

こちらもオールインを宣言する。
フロップが開かれる。
K、J、3のレインボー

Kがヒットする。
『勝ったな……』とほくそ笑む。

ターン・・・Q
リバー・・・Q?

ブランド女がA,Qをオープンする。
Qのトリップスとなったブランド女の勝利……

こつこつ貯めた当方のスタックが半壊する。
気を取り直し、大学生トリオ&成金オッサンズを膾切りにし、再びスタックを約2万に戻す。

その間、ブランド女はショート相手にオールインをしかけるが、コインフリップ(五分五分の勝負)に敗れ、再び1万弱にスタックを減らす。

『当方から奪ったチップを無駄遣いしやがって……その内耳を揃えて返して貰うからな!』
そう思いつつ、チャンスを待つと、KKが降臨する。

大学生トリオの一人が300$のオープン、オッサンズの一人が千$の3ベット、それに会えて横コールで強さを主張せず潜ると、予想通りブランド女からオールインが入る。
一同フォールドするも、当方は勿論スナップでオールイン!

フロップ;9、4、3
ターン;T
リバー;J

嫌なAは姿を見せなかった。
『今度こそ勝っただろう!』
そう確信し、KKをオープンすると、ブランド女がK,Qをオープンする。

ランナーランナーストレートで、又もやブランド女の勝利!

再びスタックが半壊する。

『くっそう、これで2度目だ! この女の名前を変更する。“ブランド女” → “オールイン女” だ!次こそは、“三度目の正直”を食らわしてやる!』

心の中でリベンジを誓う。
リベンジの時は、その直後に訪れた!

♧6、♧8でハイジャックの大学生の300$のオープンにボタンの当方がフラットコールすると、BBの“オールイン女”もこれをコール。
3人でフロップが開かれる。

♧5、♧7、♦Q
モンスター・ドロー(オープンエンド・ストレートフラッシュドロー)となる。

“オールイン女”はチェック、ハイジャックの大学生が千$ベット、これに当方がフラットコールすると、BBの“オールイン女”は伝家の宝刀である、“オールイン”を宣言する。

これに恐れをなした大学生はフォールド、当方に回ってくる。

『さて、オールイン女の予想ハンドは……、AA、KK、QQ、AQ、KQ、といったところか……、55,77、のセットも有りうる…… けど、そんなの関係ない! モンスター・ドローを完成させ、オールイン女の役を粉砕だ!』

ターン;♧2
フラッシュが完成する。

リバー;♧4
何と、ストレートフラッシュが完成する!

しかし、何故か“オールイン女”が嬉々としながら、自らのハンド(♧A、♡Q)をオープンので、当方もハンドをオープンする。

“オールイン女”は、Qのトップヒット、トップキッカーから、1枚Aハイフラッシュに昇格したことで、普通ならほぼナッツであったが、今回は当方のストレートフラッシュには叶わない。

当初、“オールイン女”はAハイフラッシュで、自らの勝利と思い込み、ディーラーに♧Aを指さすが、途中で当方のストレートフラッシュに気が付き、溜め息をつく。

『ふう、危なかった……、まさか♧Aという保険まで有ったとは……、けど、何とかリベンジ成功だ!』

半壊したスタックが元に戻った。
ここで“オールイン女”がスタッフを呼び、何やら話しかける。

「あーあ、何だか疲れちゃったわ……、今夜はもうお仕舞い、例のお食事券を頂戴な、それじゃあ、また明日宜しくね……」
“オールイン女”はエルメスのバッグに、残りのチップを仕舞い、席を立った。

その後、2~3周プレイを続行するが、謎の日本人ポーカー“マカティ”に恐れをなしたのか、ちょっとオープンすると、誰ものってこない。
それでは勝負にならないので、こちらも手仕舞いすることに決定。

心なしか、大学生トリオ+オッサンズの表情が和らぐ。
スタッフが150パタカ分のお食事券を持ってくる。
用紙にサインし、席を立つ。

『結局、本日の収支は、バカラ:+5千$、BJ:±0、ポーカー:+5千$、計:+1万$か……、まぁ、初日としてはこんなものか……、部屋に戻るとしよう』

枕が7つ有る部屋に戻り、無料の澳門ビールを飲み、眠りにつく。
こうして、初日の戦いは終わりを告げた。
                                     (その③)に続く
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2235


このReportへのコメント(全 4件)

2024/05/27(Mon) 16:12

マリタイム

マカオの帝王さん、こんにちは。

リゾート・ワールド・セントーサについてですが、やはり勝負師は昔のことをよく覚えていて気になりますよね。
懐かしいバカラを打つレポートだったのに、ポーカーレポートに早変わりです。(苦笑)


2024/05/27(Mon) 20:14

週末予言者

リスボア系列でも昔グラリスにポーカールームありましたね。グランドリスボアパレスで復活していたとは。
しかし50-100は初心者には厳しいレートです。


2024/05/28(Tue) 03:55

マカオの帝王

マリタイムさん、こんばんは!

今回は、バカラとポーカーが半々? でした。

バカラもまだまだ出番が有りますので、少々お待ちください。


2024/05/28(Tue) 04:02

マカオの帝王

週末予言者さん、こんばんは!

ポーカーのディーラーに要求されるスキル、1卓当たりの売り上げ(利益)カジノ内の占有スペース、マカオ政庁への上納金、等を鑑みると、これ位のブラインドにしないと、採算が取れないのでしょう。しかし、普段トーナメントを主にプレイする当方に取って、このハイレートのリングは、少々刺激が強すぎました……


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