リゾカジ カジノレポート
マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(その①)
日本 2024/
06/
12 Written by
マカオの帝王
マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(その①)
■ 2024年6月9日(日)
今日は西日本最大級のポーカーイベントである、第25回ドラゴン・フェスタの最終日である。
本来であれば、この大会に備え複数回サテライトに参加し、シートを4~5枚獲得しておく必要が有るのだが、日程的にシート獲得の絶好のチャンスである、GW期間中にマカオに遠征していた結果、メインのシートがゼロ枚なので、今回の(当方に取っての)メインは本日開催される、参加費3万円、#13 Single Day ♠大阪ドラゴンクエスト(500万保障)となる。
会場は梅田のスカイビル3階の「ステラホール」、ゲーム開始は11時から。
このトーナメントは5万点持ち、レジクロが16:50とディープな為、グランフロント大阪でしっかりと昼食を取り、1時間遅れの12時に会場入りする。
右も左も、顔見知りが大勢……、受付でエントリー費(3万)+2ドリンク(千円)を支払い、まずはレッドブルもどきのエナジードリンクを1本受け取り、指定された席に着く。
『このゴールドドラゴンも、ほんの数年前まではミナミの馴染みの店の一つ、ポーカーライブ大阪が主催の大きめのイベントの一つで、優勝賞金もたったの50万円だったのに、全国的なポーカー大会大型化の流れに乗り、あれよあれよと言う間に、西日本を代表する大型大会の仲間入りだ。今日出る予定の#13は、感覚的には、今年の1月にJOPT東京で参加した3万円出し、5万点スタートの“ポーカープレイヤーチャンピオンシップ”がOne Dayイベントになったようなものか……、もしファイナルにまで残ったら深夜になるだろうけど、タクシーで帰れるからそれは問題無い! それよりこの手持ちの5万点を100倍の500万点に出来るかどうかだ……』
中央の通路沿いの席に案内される。
ミナミのアミューズ店で顔見知りのプレイヤーが数名同卓。
ゲーム開始後、数ハンド目にKK降臨!
ショート(約2.5万)のUTGがオープン、これにボタン(約3.5万)が3ベット。
SBがフォールドし、BBの当方に回ってくる。
『二人とも当方よりショートだ、仮に負けてもまだ戦える。当然レイズだが、額が低いと付いてこられ、フロップでAが落ちたら身動き出来なくなってしまう……、ここは4ベットオールインだ!』
オールインを告げると、二人ともオールイン!
UTG・・・・・99
ボタン・・・・・JJ
当方・・・・・・KK
二人相手は嫌だったが、何事も起こらず、当方がスクープ!
一気にチップが11万点を超える!
その後もハンドに恵まれ、着々とチップを増やす。
マージナルなハンドでオープンすると、良くて一人がコール、全員フォールドで着々とチップが増える。
右隣の顔見知りのプレイヤーが2.5BBでオープンする。
ハンドを確認すると、当方の好きな♠A、♠Q。
7BBの3ベットを打つ。
顔見知りのプレイヤーは、名残惜しそうにカードを確認し、ぼそりと「他のプレイヤーなら、ブラフを嚙ましたりするのですけど、マカティさんのことはリスペクトしてるので降ります……」と呟きながら、ディフェンスを諦めフォールドする。
ハンドをオープンすると、「一目負けてました……」と小声で呟かれる。
『これは良い卓に座ったものだ! 見渡したところ、〝鉄強〟は不在。女性、初中級者、マカティ信者達は、当方が参加しない時は数人リンプし、フロップを見てポーカーをエンジョイしているのに、当方がオープンした時は、BBがたまにコールするだけで、生贄の羊のようにせっせとブラインドを献上してくれる……このままノーリスクでチップを増やすぞ!』
いつのまにか、約17万点になる。
そうした中、♠7、♠9が入る。
『そうだ! この大会には、噂の“ナックル教団”の面々も参加していたな……彼らは、確率的には大したことの無い(筈)の、7と9のハンドを神と崇め、そのハンドで勝利することに無常の喜びを感じているそうだ……、そんな馬鹿な、と思うが、“鰯の頭も信心から” との諺もあるように、チップ量に余裕の有る今の内に、一度試してみるとしよう……』
UTGからオープンすると、カットオフのスタック(約8万点)のプレイヤーから珍しく3ベットが飛んできた!
本来ならフォールドだが、“にわかナックル教徒”に成ったつもりで、これをコールする。
他は全員フォールド。
フロップ;♠8、♦T、♠K
オープンエンド・フラッシュドローとなる。
取り敢えずチェックすると、カットオフからポットサイズのベットが飛んできた!
『これはこれは……、プリフロの3ベットと合わせて考えると、相手は♠無しのハイポケ、若しくはA,KのKヒット辺りか……、もし当方が単なるフラッシュ・ドローだけならフォールドだが、こっちには相手に読みにくいオープンエンドも有る……、これが噂の “ナックル”のパワーか……、仮に負けても、まだ半分以上は残る、十分だ! 但しターンで滑ると苦しくなる……、ここはオールインだ!』
オールインを宣言すると、相手は少し迷った挙句、これをコール!
相手は♦A、♡A だった。
ターン・・・・・・♡4(関係なし)
リバー・・・・・・♧J(ストレート完成!)
噂の “ナックルボンバー” が炸裂する!
相手は最強ハンドであるロケッツ(AA)を持ちながら、警戒した筈のフラッシュ・ドローは何とか切り抜けたものの、無警戒のストレートを引かれ、散った。
これでスタックはスタート時の5倍、約25万点となる。
ゲームは進む。
途中でモニターを確認する。
ブラインドは600/1200、総エントリー数:398、その内プレイ中は260人、アベレージは76,538点。
『ちょっと待ってくれ! このトーナメントの賞金総額は500万円と固定、プライズアップは無い。参加費が3万だから、参加者が167人で期待値(100%)、これなら上等だが、現時点で既に期待値は50%を割っている訳だ……、まだレジクロまで時間が有る。リエントリー用の軍資金は十分だが、この調子だとレジクロまでに500人を超えることは確実だ! となると、期待値はますます下がり、良くて30%、そんなオッズではリエントリーは出来ない! 今後は飛んだら終わりの、フリーズアウトのつもりでプレイするのがベストだな』
“本日のゲームプラン” を、リエントリー(有り)から、フリーズアウト(のつもり)に変更する。
スタッフから、ラスト、1ハンドでテーブルブレイクだと告げられる。
『うーん、ここまで相性の良かったこのテーブルともお別れか……、さて、ラストハンドは……、♠Q、♠J、美しい! フロップロイヤルの可能性も有るハンドだ……、取り敢えず3BBでオープンだ!』
UTGからオープンすると、珍しく二人がこれをコールする。
フロップ・・・・・・♠T、♦T、♡5
ノーヒットだが、2オーバー+ストレートとフラッシュの “ダブルバックドア” となる。
『これは結構強い! 後ろの二人も席替え前に飛びたくは無いだろう……、ここはダブルバレルだ!』
ハーフポットを打つと、一人目はフォールド、二人目は迷った挙句これをコール。
ターン・・・・・・♠A!
依然としてノーヒットだが、脅威の“ダブルバックドア”が、最強のロイヤルストレートフラッシュ? の形で扉を開いた!
『何と美しい! けど、相手も何か強力なハンドが有るのだろう……リバーでドローが完成しなければ、ほぼ負けだ……、ここはトリプルバレルだ!』
再び、ハーフポットを打つ。
相手は長考に入る。
何度もカードを確認し、溜息をつきながら、最後にフォールドを宣言する。
スタックが30万点弱となる。
『この座り心地の良い、陽だまりの温泉のような卓ともお別れか……、移動先も同じような優しい卓でありますように……』
目の前にチップケースが配られ、少額チップを薄茶色の25,000$チップ数枚と交換し、会場奥の指定された新テーブルへ移動する。
面子を見る。
全員男、しかも当方よりスタックが多いプレイヤーが3人もおり、過去に何かの大会で見かけた、関東/広島/九州、等からの遠征組の姿もチラホラ……
チップを積みなおし、ケースを女性ディーラー(広東語を話していたことから、香港人だと思われる)に渡す。
『どうやら “ぬるま湯” モードは終了らしい……、けど、これこそ本来のトーナメントの醍醐味だ! 隣のテーブルには、GWにリゾカジのマカオ公式オフ会で一緒だった、関西在住のポーカープレイヤー“H”さんの姿も見える。出来れば、共にFTまで残りたいものだ……』
全員が着席し、女性ディーラーがカードを配り始める。
ゲームはまだまだ終わらない。
(その②)へ続く
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2239
2024/06/15(Sat) 20:03
マリタイム
マカオの帝王さん、こんにちは。
まずは初戦突破、おめでとうございます!
「関東/広島/九州、等からの遠征組の姿もチラホラ」って、
地名から盆に集まる博徒みたいと感じましたが(東映チャンネルを視聴してるのでこういう発想になる)、
失礼なので各地から勝負師が集まっているという表現にしときます。
3万円×398人-500万円=694万円。
ここから会場費や人件費を差し引いても利益が残るんですね。
「ななちゃら参戦!」みたいな宣伝への起用は、バイト代出るのでしょうか。
2024/06/16(Sun) 02:30
マカオの帝王
マリタイムさん、こんばんは!
GWのマカオのレポートも途中なのに、ポーカー日記と二本立てになってしまい、しかも来週は月曜日から、新宿歌舞伎町に行くので、大変です。何とか、6月中には両方とも、完結させる予定です。
なお、プロをこうした大会に招聘した場合は、主催者から参加費等が提供されるようなので、インマネ出来なければ、±0、インマネすれば、その分は “丸儲け” となるようです。
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このReportへのコメント(全 2件)