リゾカジ カジノレポート
マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】②
アジア 2025/
03/
13 Written by
マカオの帝王
■ 2025年2月26日(水)
マカティパレスホテルで目覚める。
何だか変な気分だ。
24時間営業の、スパゲティ&ピザの店でブランチをとる。
ホットパンツの可愛いフィリピーナのウェイトレスが注文を聞きに来る。
スパゲティとビール(勿論サンミゲル)を頼む。
味はマァマァ(ビールは少し高い)
会計の際、650ペソと言われたので、500ペソ1枚、100ペソ1枚、それと20年前の古い50ペソを1枚差し出すと、ウェイトレスの女の子は驚いた顔で、「Oh! この50ペソ札はワタシが子供の頃のお札で、とっても懐かしいけど、残念ながら今は使えないの……」と告げる。
仕方が無いので別の50ペソ札で会計を済ませるが、無用の長物と化した古い50ペソ札を彼女にプレゼントすると、子供の頃を思い出したのか、満面の笑顔で「Thank You!」との返事が返って来た。
その後、通りの両替屋を幾つか回る。
店により、微妙にレートが異なるが、その中で一番マシだったところで、10万円=38,200ペソと交換する。
『しかし、円も弱くなったものだ。昔は1ペソ≒2円くらいだったのになぁ……まだここがフィリピンだから、ホテル/タクシー/外食、等なんとかなるが、マカオじゃ今や、日本人は貧乏国民だ……』
そんなことを考えながら、一旦マカティパレスホテルに戻る。
本当はマニラでは一般的らしいタクシーアプリの“Grab”を使えば良いのだが、アプリをインストールするも、何故かちゃんと動かないので、エントランスの警備員にチップを支払い呼んでもらうことにする。
(※安全は金で買え、だ)
ポーカー会場までは、300ペソとのこと。
タクシーはマカティ銀行の前を通り、マカティ通りを疾走する。
ほどなくタクシーは会場に到着するが、進行中の1DAYハイローラーの参加費は65,000ペソ、とのこと。
これに、やや気後れし、会場の隅っこにある特設のJAPANブースに立ち寄る。
スタッフは若い、日本語の出来る韓国人男性が二人で、何やらXでリツィートするだけで、現金2千ペソ進呈してくれる、とのこと。
言われる通りにすると、確かにキャッシュで2千ペソを受領する。
韓国では儒教の教えからか、年配者を敬う習慣が残っており、椅子を勧めてくれたり、飲み物や軽食を出してくれたりと、ホスピタリティに溢れていた。
そうこうする内に、小腹が空いたので、再び昨日の会場隣の香港海鮮レストランに行く。
今回は、お粥とサンミゲル・ライトを注文する。
さて、ポーカーの時間だ。
今日は“Win The Button”という、やや変則的な、ポットを獲得したプレイヤーが次ゲームのButtonとなるという変則ルールのトーナメント(エントリー費:1万ペソ)に参加する。
これは、自分がポットを獲得した時は楽しいが、そうでない場合、まずいつBBが回ってくるか分からないので、うっかりトイレにも行けないこと。又、自分の二つ右隣のプレイヤーが上手で、連続してポットを獲得すると、ずっと自分がBBになるという、トンデモルールであること、に気が付く。
『うーん、自分の二つ右側の韓国人プレイヤーは、何だか上手そうだ。さっきから連続でポットを取っている。そのお陰でこっちは一生BBだ。マズい……、何とかこの負の連鎖を断ち切らねば!』
そう思っているとQQが入る。
ミドルがオープンする。
これにボタンの韓国人が3ベットする。
チャンス到来だ!
少し悩んだふりをして、マイメロディを点灯させ、オールインを宣言する!
オリジナルは即フォールド。
これに対し、ボタンの韓国人はスタックもカバーしているので、オールインを宣言する。
ハンドはAQだった。
フロップ、ターンとラグで、ようやく韓国人を捕まえたと思ったところ、リバーで無情にもAが落ちる。
何だか納得が行かないまま、会場を後にする。
『まだ、マカティに戻るには早すぎる。かといってオカダマニラは危険すぎる……、まてよ! 確かこの近くにある “ミダスホテル” とやらにカジノが有る、とネットに出ていたな! 少し覗いてみるか……』
タクシーに乗り込み、ミダスホテルと告げる。
ミダスホテルに到着。
ここはマカオで言えば、プレジデントやカーサリアルのように、ホテルの一角にバカラ中心のちょっとしたカジノを併設しており、地元民が日本で言うところのパチンコ感覚で遊ぶ、という感じであった。
マシンゲームと、対人では最低500ペソの一般卓(バカラのみ、全て6半)が数台、奥の方に、最低1,000~3,000ペソの、プチ高額エリアが有る、という構成であった。
誰も聞いていない、ステージで女性シンガーが歌っているのが一興だった。
取り敢えずマシン相手のバカラをするが、面白く無い。
気が付くとキャッシャーで3万ペソをチップと交換していた。
おもむろに、地元民たちが和気藹々と500から1500ペソで楽しんでいる卓に座り、バンカーに3千ペソ賭ける。
配られた2枚のカードを絞る。
初手は絵札と9のナチュラルナインで勝利!
暫くバンカーが連勝し、勝ち分が25,000ペソとなる。
途中で、最低単位の500ペソが無い庶民たちが、100~200ペソを当方のBOXに乗っけてくるのも、マカオのローカルカジノを彷彿させる。
『良し、次にもう一度バンカーに5千ペソ賭け、それに勝利すれば+3万ペソで、マニラ遠征での収支がほぼチャラになる。やっぱりバカラだ!』
バンカーに5千ペソベットする。
最初の2枚は双方共にゼロ。
そしてプレイヤーの3枚目も絵札で、ゼロが確定する。(負けなし!)
バンカーの3枚目は足有り!
横にすると3サイドで勝利確定!
カードを放り投げると、何故か地元民大喜び!
放り投げたカードは“6”であった。
当方は50%コミッションで、2,500ペソしか貰えず。
逆に、“スーパー6”とかいうバンカーが6で勝つと13倍になるという、サイドベットに張っていた地元民達は、欣喜雀躍であった。
『まぁ良い、後1回、バンカーに2,500ペソ張って勝てば、ミッションクリアだ……』
そう考え、2,500賭けると、これは鉄板バンカーだ! とでも思ったのか、地元民の中の小金持ちがバンカーに6千ペソかけたので、絞って決める為、7,500ペソに上乗せする。
負ける。
次ゲーム、1万ペソをバンカーにベットする。
負ける。
同じく1万ペソをバンカーにベットする。
負ける。
そこから先は、記憶が定かで無い。
2~3回は勝ったような気がするが、最終的には当初交換した3万ペソは全て溶けた。
何だか、ものすごく負けたような気分で席を立つ。
忌々しいミダスホテルを出て、タクシーに乗り込み、マカティパレスホテルに向かう途中でふと考える。
『うーん、何となくカジノの雰囲気がマカオのカーサリアルに似ていたので、昔ボロ負けした時みたいな気分になったが、よくよく考えてみたら、たったの3万ペソだ。マカオじゃ約4千$ちょい、いつものワンベットだ。額面の数字に惑わされたが、実は掠り傷じゃないか……』
そんなことを考えている内に、おんぼろタクシーはマカティパレスホテルに到着した。
③に続く
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2326
2025/03/16(Sun) 08:17
マリタイム
マカオの帝王さん、こんにちは。
あと1回勝てばトントン又はプラ転だが、そこで勝ちが止まるはカジノあるあるですね。
アメフトの4TH DOWN1ヤードみたいなもので「やらいでか!」というのも当然です。
マリタイムはチキンなので「や~めた!」です(1月のグランドリスボアパレスでもそうでした)。♧
2025/03/20(Thu) 00:21
マカオの帝王
マリタイムさん、こんばんは!
東京タワーで開催された、完全招待制の“第1回 インフルエンサー・チャンピオンシップ”に参加していたため、レスが遅くなりました。
(尚、結果は109名中19位と微妙でした、、、)
尚、勝てばチャラの筈が、6半はそうならないので、嫌いです。
その連鎖が、③でも続きます。
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このReportへのコメント(全 2件)