リゾカジ カジノレポート

マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】④

アジア 2025/ 03/ 27 Written by マカオの帝王

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マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】④

■ 2025年2月28日（金）

今日は（今日も）55,000ペソ出しの1DAYハイローラーだ。
但し本日開催されるのは、JAPAN GOLD DRAGON、とのコラボイベントである。
大勢の日本人の参加が見込まれる為、頑張りどころだった。

今晩から、日本からの遠征組と会場近くの “GOLDEN　PHOENIX　HOTEL”で合流する為、“MAKATI　PALACE　HOTEL”とはおさらばである。
古き良きアメリカ？　を再現したオールディーズ風のレストランでハンバーガーとビールを食べ、APLの会場へ向かう途中のタクシーで考える。
『これで、“マカティ”ともお別れか……、昨日、2号艦の“武蔵”も沈んだし、本来なら悲壮感漂うところだが、何故か今日はやれそうな気がする。天気晴朗なれど波高しで “大和発進”だ！』

会場では、昨夜からマニラ入りした、普段大阪で顔見知りのメンバー数名と会い、互いに本日の健闘を誓う。
知り合いと同卓するのは余り好きではないのだが、座った卓は外国人ばかりだったので、一安心。
何故か開始スタックが15万点も有るので、ゆったりした気分になる。
開始早々、こちらがフロップ2ペアなのに、若い韓国人がバンバン打ってくる。
コールで返す。
リバーでフルハウスに昇格する！
『オールインしてこい！』
と祈りながらチョロっと打つと、向こうからオールインが飛んできた！
相手はAヒットからのフラッシュ完成で、強いは強いが、フルハウスの前には敵わない。
いきなりダブルアップする。

その後も比較的ハンドに恵まれ、若い韓国人プレイヤー達から繰り出されるブラフ攻撃も、違和感が有る場合はさらっとキャッチし、最初のブレイク時には4倍の60万点超（チップリ）となっていた。
大阪組から、「さすがはマカティさん、真っ赤な2万5千点チップだけで20枚！　ダントツでチップリや！」と称賛される。
ブレイク後も、暫くは好調を維持して、一時は85万点に達するが、ここらで悪い癖（マージナルなハンドで参加し、なまじスタックが有るので勝率の悪い状況であるにも関わらずズルズル勝負し、確率通り負ける）が出て、スタックが減り出す。

85万 ⇒ 60万 ⇒ 40万 ⇒ 20万 ⇒ 10万
と遂に原点を割る。

BBで、♠A、♠8　のナチュラル9！が入る。
ミドルのオープンにボタンが3ベットしていたが、マイメロディを点灯し（ナチュラル9）オールインを宣言する。
これに二人ともオールイン！
ミドルはQQ
ボタンはKK
であった。
フロップ、ターンとローカードで、KKの勝利！　と思われたが、リバーで燦然と光輝く、♦A　が降臨する！

これで30万点超になり、ここから息を吹き返す。
地道にポットを獲得し、60万点にカムバックする。
残り24人で3テーブルになる。

スタックは約70万点で丁度アベレージ。
『ここだ！　あと10人飛べばインマネ確定！　そうすれば残りの日程も何とか戦える。日本人プレイヤーも疎らになってきたが、最後まで生き残るぞ！』
そうした中、♡A、♡2でオープンすると、日本のゴールドドラゴン（ドラゴンクェスト）でも、このAPLマニラでも、ここまで何度か同卓したことのある、中年（といっても当方よりは大分若い）の韓国人プレイヤーとヘッズになる。

フロップ；
♡K、♠Q、♡5
強力なフラッシュドローとなる。
ここが勝負！　とポット近くを打つと、韓国人からオールイン！　が飛んできた。
『オールイン！　だと？　こっちに♡Aが有る以上、フラドロは無い、JTなども薄い、有りそうなのは、K、Q、若しくはその両方がヒットしているが、♡が出て、相手のフラッシュは嫌よ、といった辺りか……、5ポケも考えられるが、♡さえ引けば、ほぼこちらの勝利……、1月に当方が優勝した大阪ドラゴンクェストでは、終盤にこの韓国人とQのトリップス対決で、キッカーの差（韓国人QJ、当方KQ）で当方がポットを獲得し、そこからファイナルへの道が開けたのだったな……、ここがこのAPLマニラでの関ケ原だ！』

マイメロディを点灯し、オールインを告げる。
韓国人がオープンしたのは、予想のやや上の♧K、♦Q！
向こうはこちらの♡2枚を見て、不安げな表情を浮かべる。
『うーん、トップ2ペアか……、これではAがヒットするだけでは勝てない、まぁ良い、♡さえ出れば……』
ターンはラグ、
そして運命のリバー；
♡8！
『♡でも、♡Qは相手がフルハウスになるので、実質アウツは8枚だったが、何とか踏みとどまったぞ！　この勝負、確率的には韓国人の方に分が有ったが、♡（ハート）の強さで優った訳だ』
天を仰ぐ韓国人を尻目に、ポーカーで最も楽しい時間（オールインで獲得したチップを綺麗に揃える）を過ごす。
暫く徐行運転している間に、ショートとなった韓国人、その他が飛び、2テーブルとなる。

移動先のテーブルでスタック（約130万点）の積み直し後、マイメロディを設置すると、隣のテーブルチップリと思しき日本人男性から、「始めまして、リゾカジで有名な“マカオの帝王（マカティ）”さんですね？　そのマイメロディで確信しました……」
と話しかけられる。
何でも、昔からの当方のレポートのファンで、元々はバカラプレイヤーだったそうだが、最近ではポーカーもプレイする、とのこと。
バカラの話をしている内に、後一人飛べば12万ペソが確定するというバブルラインに突入する。
誰もバブルで飛びたくない（特にハイローラーでは）、飛びたくないがバブルで誰かが飛ぶのがポーカーである。
隣のテーブルで「オールイン！」の声が聞こえる。
ＢＢなので、席を離れる訳にも行かず、聞き耳しながらプレイしていると、歓声が聞こえてきた。

バブルが弾けた。

これで一息付いたが、直ぐに思い直す。
『幾らハイローラーとはいえ、インマネだけではインパクトに欠ける。次の目標としてはファイナルテーブル進出と日本人最高位だ！』
そう切り替え、しばしプレイするが、バブルの呪縛から解き放たれたショートが続々とオールインするので、卓に座り、息をしているだけで、程なく残り9人となりＦＴ進出が決まる。

テーブルを移動し、写真撮影。
マイメロディの出番である。
リゾカジメンバーの日本人も当方と一緒にＦＴ進出。

互いに上位進出を目指すと誓うが、ＦＴ開始早々、リゾカジメンバーさんがオールイン対決に敗れ散る。
『うーん、これで直前に立てた目標は達成したが、何だかなぁ……、現状は残り8人中、6位～7位といったところか……、ショートの韓国人の若者が一人いるので、彼より先に飛びたくはないのだが、ハンドは９９！　ここいらが勝負どころか……』
オールインを告げる。
一人が長考の末、コールを宣言する。
相手はＴＴだった。
９は落ちず、ＡＰＬマニラの、ゴルドラとコラボのハイローラーイベントは、奇しくもダークドラゴン（ゴルドラの参加費：15万円のハイローラーイベント）と同じく、8位で終了。（プライズ：15万ペソ）
会場隅の受付で、千ペソ札を150枚受け取り、会場を後にする。
本日からの宿泊先である、“ＧＯＬＤＥＮ　ＰＨＯＥＮＩＸ　ＨＯＴＥＬ”に戻り、ビールを飲み干し、明日のメインに備え、眠りにつく。


⑤につづく
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2331

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