リゾカジ カジノレポート

マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】(完)

* アジア 2025/ 04/ 24 Written by マカオの帝王

コメント( 2)

※ お詫びとご説明。

⑤から間が空いてしまい、申し訳ございません。

4月7日に急性心筋梗塞により、経皮的冠動脈形成術(所謂カテーテル)の手術を受け、大阪の国立病院に入院していました。
現在はGW期間中に開催される大会での復帰を目指しリハビリ中ですが、【マニラ編】の結末を取りまとめ、以下アップします。


■ 2025年3月2日(日)

さて今日は2DAYイベントの “SUPER DEEPSTACK”の初日である。
エントリー費は2万ペソ、まぁまぁ手頃である。

同時進行のメインDAY3では、日本人の若者が唯一人生き残り、何とチップリーダーとしてプレイ中とのこと。
それを横目にしながら、14時にDAY1スタート。

……

7時間後、総エントリー144人 ⇒ 28人 となっていた。
『どうやら残り22人になった時点でDAY1終了 & インマネ確定になるらしい。当方のスタックは何とかアベレージを保っている。DAY1通過は出来そうだ……』

バブルラインを迎え、皆我慢するも、一人、又一人と泡の中に消えていく。
幸い? ハンドも入らないので、只管フォールドを繰り返していると、インマネまで遂に後一人となった。
隣のテーブルから歓声が聞こえてくる!
見学に席を立つが、遠くて良く見えない。
けど、テーブル近辺のプレイヤー諸兄が一斉に拍手していることより、バブルが弾けたのは明白であった!

スタックを数え、チップをビニール袋に詰める。
アベレージは約66万点、当方のスタックは約55万点であった。

ラインで大阪組の他のメンバーから、「会場近くの韓国料理の店で、20人ほどで部屋を貸し切りにして、日韓双方の遠征組で合同食事会をしているので参加しませんか?」との連絡が入る。

当然参加で、道路沿いにある韓国料理店に向かう。
店に入ると、個室に案内される。
日本のドラゴンフェスタのハイローラーやドラゴンクェストのファイナルテーブルで同卓した韓国人プロの顔も見受けられ、互いに会釈する。

美人女性ポーカーインフルエンサーの “うっちー(仮称)” さんの姿も見える。

異国の地で食べる、食べなれた焼肉や蝦の刺身? はとても美味しく、本日のDAY1を通過したことも有り、ビールが進む。明日でこのAPLマニラも最終日であったが、ほぼ全員が何某かでインマネしており、収支もプラスの者の方が多かった為、自然と会話も弾む。

『今日のDAY1を通過したことから、現時点で最低でも2万ペソはプラスだ。このままだと明日の最終日、何とかポーカーに関してはプラスで終了出来そうだが、心臓周辺が何故かバクバクする。明日に備え、今日は早い目に寝るとしよう……』

12時過ぎにお開きとなり、GOLDEN PHOENIX HOTELに戻り、眠りにつく。


■ 3月3日(月)

いよいよ最終日である。
大阪組のもう一人の人と一緒にDAY2ファイナルに出場する。

開始早々にスタックを減らし、ショートに転落する。
立て直しを図るも、ハンドが入らず動けない。
数人が飛び2テーブルとなるが、ここでブラインドをスチールすべく、99でオールインすると、KKのテーブルチップリにあっさりコールされ、そのまま終了となる。

結果は18位、獲得プライズは42,000ペソであった。
カウンターでプライズを受け取る。

『さて、まだ早い。手頃な35,000ペソ出しのプチハイローラーが始まるらしい。一つこれに出てみるか……』

これにエントリーする。
序盤は好調、しかしQQでオープンすると、太い中国人が3ベットしてくる。
ふざけるな! とマイメロディを光らせ、4ベットオールインすると相手もしぶしぶコール。
中国人は88だった。

『良し! これでダブルアップ!』
と思ったのも付かぬ間、リバーで8が落ちる。

マニラ遠征のラストを飾る筈のプチハイローラーは、あっけなく終了してしまった。

『リエントリーするか? しかし今回ここまでリエントリー無しで来ているのに、最終日にそれを破るのもなぁ……、おや、15,000出しのバウンティ・トーナメントが動いている。今回のマニラ遠征の収支は……』

2/25・・・-20,000P
2/26・・・-10,000P
2/27・・・-55,000P
2/28・・・+95,000P(インマネ:150,000P)
3/1-2・・+22,000P(インマネ:42,000P)
3/3 ・・・-35,000P
ここまでポーカーでは-3,000P。

『今からエントリーし、一人飛ばす毎に4千ペソ獲得、ということは4~5人飛ばせば今回のマニラ遠征のポーカー部門はほぼチャラになる訳だ。依然として心臓と左手に鈍い痛みが続いているが、これが最後!』
泣いても笑っても、これが最後とエントリーする。

『ふむふむ、この卓の感じはお馴染みだ。大規模トーナメントの最終日、メインは飛び、準メインも飛び、それでも夢の欠片を追い求め、ラストイベントにエントリーする負け犬達の集まりだ。そして、そうした負け犬共の刈り方なら、このマカティ様は自家薬籠中だということを、今から思い知らせてやるとしよう……』

ひな壇では、日本人の若者がメインの優勝に向け、依然としてチップリでプレイ中であった。
それを尻目に “負け犬達の宴” が始まった。

開始早々、ショートの韓国人の若者がオールインする。
当方のハンドは♦K、♦7,だが、ショート相手には十分だった。
『ショート飛ばすにゃ刃物はいらぬ、キング1枚有れば良い』と嘯きながらオールインする。
韓国人のハンドは66だった。
悪くは無いが、フロップでKが落ち、そのまま押し切る。
『良し、バウンティ一つ目!』

次にフィリピン人がオールインする。
当方のハンドは♠A、♠8
『よーし、ナチュラル9だ! これも頂く!』

相手は88

少し嫌だったが、♠が3枚落ち、フラッシュで勝利!
『良し、バウンティ二つ目!』

ここでテーブル移動となる。
当方のハンドはKK!
軽くオープンすると、何故かフィリピン人から3ベットが返って来た。
面倒なのでオールインすると、相手もオールイン。
フィリピン人のハンドはAKだった。

『Aよ、落ちるな!』
マイメロディのパワーでAを封じ込め、そのまま勝利!
『これでバウンティ三つ目!』

ここで再びテーブル移動を告げられる。
移動先で ♠A、♠Jで2BBのオープンすると、ショートの韓国人からオールインが飛んできた。
これをコールすると相手はTT。
『Aよ、落ちろ!』
マイメロディのパワーでAを降臨させ、そのまま勝利!
『これでバウンティ四つ目!』

まるでルウム戦役における赤い彗星のシャアのように、次々に同卓のショートスタックを撃破していく。

『後一人で今回の遠征のポーカーの収支がプラスになる! おや、又もやショートの韓国人がオールインだ! 当方のハンドは♧J♧T、これで決める!』
取り敢えずジャストコールすると、当方とほぼ同スタックのフィリピン人が同じくコールし3WAYとなる。

フロップ;♦8,♧9,♠T

Tのトップヒット+オープンエンド・ストドロに、バックドアのフラッシュ付き、十分だ。

オールインを宣言すると、ほぼ同スタックのフィリピン人がディーラーに当方のスタックのカウントを要求する。
何やら、雲行きが怪しくなってきた。
カウントの結果、フィリピン人のスタックが、ほんの僅かだが当方をカバーしていることが判明する。
それを確認したフィリピン人が、オールインを宣言し、全員ショウダウンとなる。

韓国人は77。
悪くは無いが、Jは残り1枚だけとやや厳しい。

フィリピン人は、♠J、♡J!
これは強い!
ここでの敗退も脳裏をよぎる。

ターンはラグ、
そして運命のリバーは♡Q!
ショートの韓国人が飛び、同じストレートでフィリピン人と当方がチョップ(引き分け)となり命拾い……

「この場合のバウンティはどうなるのか?」とディーラーに尋ねると、
「あぁ、それはお二人で2千ペソずつです。どちらかがバウンティチップを受け取り、相手に現金2千ペソを渡せば、それでOKです」との返事が来る。

『ふーん、そんなものか……』と思っていると、チョップ相手のフィリピン人が、バウンティチップを自分の手元に置きながら、青い千ペソ札を2枚、こちらに手渡してくる。
それを受け取りながら考える。
『これでバウンティのトータルは4.5枚で18,000Pとなった。後少しでトーナメントとしてもインマネだ! バウンティが有るので、トーナメントの方のプライズはしれているが、上乗せするぞ!』

ショートのフィリピン人がオールインする。
これに当方よりやや少ない韓国人が被せてオールインする。
当方のハンドは66。
悪くは無いが、二人相手にはやや厳しい。
トーナメントとしてのインマネも近いし、ここはフォールド! と左脳から声が聞こえる。
けれど、ここで心臓周辺に再び原因不明の痛みが襲ってくる。

『これはマズい! 何だかアタマも痛くなってきた。このままじゃプレイ続行は困難だ! かといってチップを放棄するのも嫌だし、勝てば大きい。運否天賦でここはコールするか?』
不本意ながらオールインにコールする。

フィリピン人・・・A、6
韓国人・・・・・・7、7

プリフロップ的には最悪である。
ここから先は記憶が曖昧だが、フロップからリバーまで何事もなく、そのまま77が勝利する。
これでショートに転落し、その5分後にマージナルハンドでオールインしたところをAAにコールされ負け、当方のAPLマニラは終了した。

カウンターでバウンティ分の16,000ペソを受け取る。
ビールじゃなくミネラルウォーターで喉を潤し、タクシーに乗り込む。

『ラストのバウンティ・トーナメントの開始時の収支がー18,000ペソ、獲得したバウンティが4.5枚×4,000pで18,000ペソ。7日間のポーカーの収支は±0! 結局今回のマニラ遠征はサイドギャンブル(バカラ/BJ)の分だけマイナスか……、まぁ、渡航費、ホテル代、トーナメントの参加費はゴルドラのスポンサードで後日補填されるから、良しとしよう。韓国人のスタッフによれば、GWに大阪でAPLが開催されるらしい……、日本に戻ったらまずは病院で精密検査を受け、体調を万全にした上で、今回不完全燃焼に終わったAPLの “忘れ物” を、地元の大阪で取りに行くとするか……、明日は午後便だ。朝までゆっくり出来るな……』

こうして、マカオの帝王(マカティ)の、マニラ・マカティ地区への約30年ぶりの再訪を含めた、フィリピン遠征は終わりを告げた。
                                          (完)            


このReportへのコメント(全 2件)

2025/04/24(Thu) 20:42

マリタイム

マカオの帝王さん、こんにちは。

フィリピンで発症しなくて良かったし、機中も持ちこたえて良かったですね。
そのことを考えたら、ポーカーやサイドギャンブルの成績など、どうってことないですね。
僕も高脂血症なので、予兆は参考にさせてもらいます。


2025/04/25(Fri) 00:17

マカオの帝王

マリタイムさん、こんばんは!

まったく、その通りです。
こんなこともあろうかと、普段は絶対に掛けない(自分の健康面での負けにベットすることになるので)海外医療保険(数千円で300万まで保証)に、今回入ったのが無駄になって重畳でした。

この数か月間、毎晩悩まされていた心臓周辺の鈍痛から解放され、気分は上々です。

チームマイメロディーで、GWに大阪梅田で開催されるAPLジャパンに乗り込み、海外のコンパニオンを驚かせます。
GW


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