リゾカジ カジノレポート
初カジノ&(ほぼ)初海外旅行 奮戦記
アジア 2025/
05/
06 Written by
カズマサ
リゾカジ
その存在は10年以上前から知っていました。
なんとなく楽しそう、浮世離れした人がたくさんいるのかな、そんなイメージでした。
ただ仕事も忙しく、オフ会に参加するには支障なくまとまった休みを取れることとある程度の資金を融通できるタイミングであることが必要。
そんなことで躊躇していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。これは良くないな、そろそろ行動に移さないとと思い始め、昨年暮れ頃にリゾカジ会員に登録してみました。
バカラには昔少しだけですがハマっていたことがあったのですが(国内のあまり大っぴらには言えない店です)、もう20年前ぐらいのことで5条件は何だったかなど記憶が曖昧になっています。少しリハビリしないと、いきなりレートの高いところに参加するのは危険だと身体が言っています笑
でいろいろと物色していたところ、ちょうど良いプランがシアヌークビルで。シアヌークビルなんて初めて聞く都市名ですが、遠いとか治安がとかよりも、まずはケガなく打ち終えられそうかが重要です。ここをスルーしたらもう次の機会はないなと思って参加させてもらうことにしました。
でもグランド・ラ・ヴォーグは遠かったですねぇ笑。朝は6時台に家を出たのに、ホテルに着いたのは23時頃。特にプノンペン空港でピックアップしてもらってからの車移動が大変で、渋滞に巻き込まれたため3時間ぐらい掛かりました(帰りの朝の移動は2時間掛からなかったのでだいぶ差があります)。
プノンペン空港からの同乗者はAさん。なかなか進まない車の中でカジノでの作法をいろいろと教えてもらいました。聞けば聞くほど旅慣れてるのがわかり、私もいずれそうなれればと羨ましかったです。
ホテルに到着後はNさん(今回アテンドをしてくださったホテルの方)とオフ会幹事のMさんからいろいろと説明を聞きます。イメージと違っていたのは1階のカジノフロアです。自分の中では重たい扉を開けた先にテーブルが並んでいる絵だったのに、なんとエントランスからバカラエリアもマシンエリアも丸見えになっています。もちろんこちらの方が敷居が低いのでしょうが、ちょっと驚きました。
丁寧に疑問点に答えていただいた後は、1階に移動して持ち込んだ円のホールドの仕方やチップの購入方法を教えてもらいます。結論から言うと、資金はすべてドルで日本で調達して持って行けば良かったのかなという感じで、円を持ち込むメリットがあまりわかりませんでした。
初日はノルマを7割ぐらい消化して終了。ざっとマイナス200ドルぐらいだったでしょうか。少しずつ感覚を取り戻すことに努めました。
■二日目
翌朝7階のレストランに行くと、既に皆さんお集まりです。
メンバーは私も含めて6名。オフ会幹事のMさんに風貌が歴戦の勇士のBさん(掲示板では間違ってPさんと書き込みしていました、失礼しました)、BJが専門というKさん、プノンペンからご一緒したAさん、それと驚いたことにYさんがいました。
実はYさん(私の中では今でもMさんですが)とは40年ぐらい前からの知り合い(というか先輩)で、私がまだ20代後半の頃にあるプロジェクトで力を合わせて駈けずり回ったりしました。不満が溜まった時には年が近くて言いやすいということもあって、だいぶ酷いことを言ったような気がします。私が子供過ぎたのでしょう、まだ環境が整っていないのに性急に事を進めようと焦っていたのだと思います。
ただまさかカンボジアのシアヌークビルなんていう地の果て(ホテルの日本人スタッフの皆さん、こんな言い方してスミマセン…)で再会するとは!今回の旅での一番のサプライズでした。
朝食を取り終わったら市内観光へ。市場や他のカジノの偵察に行きます。ライバル店を親切に案内してくれるNさんに頭が下がりますが、知れば知るほどグランド・ラ・ヴォーグの環境が優っているのを感じます。もしかしたらNさんの狙いはここだったのでしょうか。
夜にはNさんや市内観光をサポートしてくれたN君(日本語ペラペラ)も参加しての懇親会です。きっと濃い人たちばっかりなのだろうと想像していたのですがやはり笑
特に興味深かったのが、組カードがあるかないか論争です。それぞれ持論があるようですが、もちろん証明のしようがないため議論はまとまりません。遂にはリゾカジHPでこれにまつわる意見を取り上げたらどうかという話になってました。
懇親会後はお誘いを受けて、他のホテルへBJの遠征です。今回の旅ではバカラはもちろんですが、できればBJを少し覚えたいなぁと思っていました。というところにKさんとAさんからお誘いを受けたので、もちろんGOです(Kさんは飲み過ぎたらしく、結局部屋に戻ってしまいましたが)。
ただ私のBJ知識は初心者もいいところ、親が16以下の時はもう1枚引かないといけないので、バーストするのを待つのが良いということぐらいです。ベーシックストラテジーがちゃんとわかっておらず、これでテーブルに付いても大丈夫かっていうレベルです。
WOホテルというカジノに向かいましたが、あれだけ箱が大きく流行っているのにBJテーブルは1卓しかありません。そのテーブルには既に先客がおり、カメラを回しています。どうも韓国のYouTuber女性のようで、プレーをダイレクトに放送していました。今回はあちこちのカジノで同じようにYouTuberがプレーを発信している姿を見られましたね。
シューが終了、キリが良いのでここから参戦です。探しましたがどこにやったのかKさんからもらったBS表が出てきません。
これでついて行けるのか、展開の速さにこれはヒット、ステイどっちだと迷うばかり。しばらくプレーした後のことですが、ステイした後にディーラーさんの隣りにいる監視員?さんがフフッと笑いました。
これは間違いなく私のチョイスに対してでしょう。いつの間にかYouTuberもAさんもボックスをいくつも開けてそれぞれにベットしています。鈍い私でもだいたいは状況を把握できました(後で確認したところ、やはりいくつもボックスを開いてカードを調整していたらしいです…)。
そっとYouTuberのスマホに目をやると、LINEのような画面が滝のようなコメになっています。日本語ではないので内容はわかりませんが、おそらく「なんだこいつは怒」とか「いいぞ、面白いからもっとやれ~」とかだったのでしょうか…。
『まずい、これはまずいぞ~。私のタコなプレーが世界に発信されてしまう』
『しかも今はデジタルの時代だ、この入れ墨は永遠に消えないまま残っちまうなぁ』
しばらくするとあまりのヒドさに呆れたのか、AさんがBS表を貸してくれます。しかも小さな声でこっそりとステイとかヒットとか耳打ちもしてくれました。
そうこうするうちにちょっとずつ持ち直して、なぜか私の方はほとんど原点近くに戻ってきました。ただAさんは赤んぼの世話が大変みたいで、何だか調子が良くありません。疲れるばかりなようなので早々に切り上げましょうかという話になりました。
(Aさん、あの時は大変お手間掛けました。AさんはBJを楽しむことがメインの旅だったろうに、足手まといになってしまって申し訳なかったです…。)
■翌朝3日目
明日は移動で終わってしまうので、実質最終日です。できるだけ余裕を持ってバカラをやりたかったので、アルコールが入ってしまいそうなお昼のBBQ会は欠席させてもらいました。その代わりに朝から「周辺を散策→サウナ→プール→サウナ」と身体を癒します。
ホテルの周りを散策していて驚いたのは、廃墟となったビルがあちこちにあったこと。それも壁を取り壊して躯体だけの姿が残っています。遠目から観察していると、そのビルの中には住んでる人や商売をしている人もいるようです。私の部屋のバルコニーからは、そんな建物が10棟以上確認できました。そのうちクレーンが掛かっていてこれから解体しそうなのは3棟しかありません。カンボジア独自の税制で、壁を取り払った方が負担が軽いのでしょうか。
それとトゥクトゥクと呼ばれる簡易タクシーと50ccぐらいのバイクがやけに目立ちます。地元の人の足は今もバイクが中心なのでしょう。
平日の朝だったからか、学校への送り迎えっぽい子供との二人乗りのバイクがたくさん走っています。小さな女の子がハンドルとお父さんの間にちょこんと澄まして座っている姿、それはユーミンの『スラバヤ通りの妹へ』の世界のようでした。
この子たちは将来こうやってバイクに乗せてもらっていたこと覚えているのかな。忘れられない風景となりました。
その後はサウナで毒を抜き、腹ごしらえも済ませてバカラテーブルへ。落ち着いて集中してプレーできているからか、何だか少しずつ良い感じになってきました。これは取り戻せるかも。そんな淡い期待を抱いていると、突然地元の人らしい兄ちゃんが飛び込んできます。良い罫線だと思ったのか、最初から100ドルチップ張りでバンバン当ててきます。
数手のプレー後ですが、その兄ちゃんが100ドルチップを持って、こっちをコンコン突いてきます。
『ああ、良いテーブルに入れてくれてありがとうってチップかい、いやそんなことあるかぁい』って一人でツッコんでいると、どうもその100ドルチップを私の25ドルチップと交換しろと言ってるようなのです。
『ん?そんなのあり?』シュー終わりならともかく、ゲームの途中でそんなこと言われるなんて。それはないよなと思いながらも、これから共闘してハウスを倒すんだから笑とその要望に応じました。
とその後どうしてだか調子は下降線に…。その代わりに地元の兄ちゃんは気持ちよく駒を増やしていきます。こういうのってあるあるだよなぁと、今さらながら勝負事の不思議さを感じます。仕方ない、ここは引きましょうと自室に引き上げました。
夜、だんだん残り時間が少なくなってきます。何とか状況を打開したいといろいろな賭け方をしてみますが、どうも上手くいきません。よしナチュラルエイト!とテンション上がるも、9を起こされて逆転負けのようなことが何度か続きました。
そろそろ大方針を決める必要があります。このまま負けを受け入れて日本に帰るか、最後に大きく勝負してみるか。とにかく疲れてきたので一旦部屋に戻って横になるのですが、眼がさえて仮眠もできません。仕方がないので文庫本を取り出して読み始めましたが、内容が頭に入ってこずこれもダメ。シャワーを浴びたり、備え付けのモニターでYouTubeを観たり、2時間ほどなんやかんやしましたが落ち着かないまま。
ホールドしている円のこともあるし、最後にひと勝負することに決め、カジノフロアに降りることにしました。
ここからの展開はマンガっぽくて、そんなのウソだろって思う人がいるかもしれません。でもそのマンガがホントに私に降臨してくれました。
さっきの何度も回し蹴りを決めてくれたディーラーさんは避けて、新しいテーブルを開けてもらいます。カードのシャッフル中も、お祈りしながらディーラーさんの手元を見つめます。
フリーでスタートの2手はバンカー・バンカー、次はバンカーしか張る気がしません。そして結果もバンカーwin、次もバンカーwin、またまたバンカーwin!
5目ほどツラが出たところで、今度は中華系三人組(張るのは一人)が乱入してきました。そしていきなり100ドルチップを2枚張ってきます。
こっちはもうバンカー置き張りでカモン!なのでチップをそのままにしていると、オナーを譲ってくれます。よし、ここは何とかしてやるぞとさらに気合が。
1枚目はピクチャー、大事なのはもう1枚。カッコを付けてディーラーオープンと促すとプレイヤーは7。くぅ~見るんじゃなかったと後悔しましたが、2枚目を絞ると足はあります。それではと上四方固めから横四方固めに移行して(キックボクシングでは勝てなかったので柔道で対抗じゃぁ)カードを起こすとスリーサイド!ふんぬぅっと捲り上げると真ん中にはクローバーが2つ佇んでいました!
その後もバンカーの勢いは衰えません。バンカーバンカーバンカーと10目ぐらい縦に来て、その間の手をすべて拾うことができました。
ツラが切れた次の手はどうするか?私は一旦様子見にしましたが、次もプレイヤーときて中華系三人組はここもしっかり取ります。もうあとは付いて行くだけかと、その後はすべて彼らの張りに乗ることにしました。
今度はプレイヤーの嵐。結果さらに9連勝か10連勝。ツラが切れると三人組はさっと席を立ち、どこかに消えていきました。
ずっと沈んでいる時間帯が長かったですが、こんなラッキーなことが起こり、なんとか原点に持ってくることができました(正確にはまだ少しマイナスでしたが)。ここから勢いに乗って攻める手もあるかもしれませんが、もうだいぶ疲れました…。
この最後の連続ツラをシアヌークビルの思い出に帰国するとしよう、そう心に決めてテーブルを閉めてもらうことにしました(Nさん、あまり良いお客さんでなくてスミマセン…)。
年齢を重ねると、純粋に何かに熱中できることが減ってきます。でも今回は、心地良い空間で心地良い集中した時間を持つことができました。それはホテルの皆さんの接客が素晴らしいからだったと思います。歓待していただきありがとうございました。
また、ほぼ初海外旅行という私に親身になっていろいろ教えてくれたMさん、心配事が減り安心して参加することができました。本当にありがたかったです。
リゾカジの皆さま、また近々オフ会に参加したいと思っています。どこかでお会いすることがあったときはよろしくお願いします!
2025/05/07(Wed) 09:17
akasakaten
カズマサさん
オフ会お疲れ様でした。
怒涛の追い上げ、おめでとうございます!
カジノもいろんな刺激を受けますが、
中学生の2ケツ、ノーヘルの登下校なんかは、
日本と違う風景で、ほんとにたくましさを感じます。
また、いろんなところでご一緒しましょう。
2025/05/07(Wed) 15:33
kintaro
カズマサさん
おつかれさまでした!
BJ、ご一緒できなくてすみませんでした。
次の機会には必ずや(ぺこり)。
またその土地柄のBSカード作ってお持ちしますね!
2025/05/07(Wed) 21:07
カズマサ
akasakatenさん
現地ではいろいろとありがとうございました。
カンボジアというお国柄にいろいろと考えるところ、ありました(空港には警察ではなくて軍人がいましたね)。
またどちらかでご一緒することがあったら、この前のことは懲りずによろしくお願いします笑
kintaroさん
いやいやご一緒して恥ずかしいプレーをお見せしなくて良かったです笑
きっとまたどこかでお会いすると思いますので、その時はよろしくお願いします!
2025/05/08(Thu) 15:51
マーク
カズマサさん
こんにちは。
最後盛り返されたのですね。良かったです!
でも初めての海外カジノデビューがカンボジアとは、なんと凄い。
でもオフ会ならではと思ってます。
やっぱりたくさんで食べる食事も、好き好きにカジノするのも良いですよね。
6月は中旬にチェジュのオフ会ありますのでご参加検討ください。
2025/05/08(Thu) 18:00
ようふぁん
カズマサ様
リゾカジデビューおめでとうございました!
初めて出会ったのは、貴方が東南レジャー大学の学生の頃でしたからもう40年以上になりますかね・・・(遠い目)
これからの老い先は、お互いレジャーを極めてまいりましょう。
2025/05/08(Thu) 21:15
カズマサ
マークさん
オフ会の幹事、見えないところでいろいろ大変なのだろうと思いますがありがとうございました。
今回安心して参加できたのはマークさんの親身なサポートのお蔭です。
また近々参加したいと思っていますので、その際もよろしくお願いします!
よーふぁんさん
最後の夜は昔のみんなの近況が聞けて良かったです。
これからはもう少し羽根を伸ばしたいと思っています。
リゾカジにも参加すること増えると思いますので、またいろいろ話を聞かせてください!
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このReportへのコメント(全 6件)