リゾカジ カジノレポート
男達のバンカー
マカオ 2006/
07/
18 Written by
J’s
今年、2006年の秋にマカオは又大きく変わります。
リハカジとマカオの状況をこの目で確かめにマカオに行ってきました。かなり長文ですが、過去に書き込んだレポートの後編になります。
中国にある工場が月に一回の土曜日を休みにする事にした話は聞いてたが、なんと私が2週間の出張を挟んだ土日が休みという事を知り、ゆっくりリハカジが出来ると一人でニンマリしていた時に、その人はやってきました。
過去に書き込みましたが私にバカラを教えてくれた人です。
そうです、「アイヤー!!さわらぬ神にタタリなし in macau」に登場する人です。
長文でも宜しければ参考迄に過去の書き込みはこちらです。
彼から、バカラで作った借金の返済が大変だ!一人で行ってもいつも負けてばかり。「同行してよいか?」と言われたが多分、土曜日には帰るとの事だったので条件付きでO.Kを出した。
その条件とは、今回私の仲間が日本からやってくる。待ち合わせは6/24(土)の夕方5時にホテルのロビー。そうなれば別行動だからちょっと勝ったら、さっさと帰る事。
6/23(金)
中国はシンセンの某バスターミナルから珠海までバスで移動を始める。
バスの出発は20:20。珠海のイミグレ到着は22:30。イミグレ通過時間とタクシー待ちに時間を取られカジノについたのは11:15頃であった。
行ったカジノは二人の古巣、「回力」である。
約1年ぶりに行ってみてビックリしたのが、回力の2階にもカジノが出来ていた事。殆どがバカラテーブルであるが、MIN 100H.K$で殆どのテーブルが絞れる事。
ビッグバックのテーブルはないが、それほど混んでいるわけでもなく、マカオ名物の時間でチンチンチンがあるわけでもないので居心地が良い。この居心地の良さというのは博打では非常に重要と私は思っています。
さてゆっくりとリハカジスタート!
私と彼で3000H.K$を出し合い、2人分のチップは彼が。その他に私は5000H.K$のチップを自分の手元においてスタートした。
罫線の書き方は忘れていない。というより勝手に手が走る。そんな事よりも博打の勘。殆どボケはない。
2時間のリハビリで私はプラス5000H.K$になっていた。充分だ。この位の勝ちがいいんだ。そう自分に言い聞かせて席を立つ。彼も3000H.K$程勝っていた。
そろそろ眠りに行こう!
彼はニコリと笑いながら、ちょっと待って。もうちょっとだけ!
じゃー、俺は現金に変えて来るぞと伝え、チップを現金に変えた。
戻ってみても、今直ぐ行くという返事しか返ってこないので、10分後に外で会おう!という事で分かれた。何故かというと早く強い酒を飲みたかったから。まったくもって困ったアル中である。
イミグレでウィスキーをボトル1本買っておいた。
回力の外に出てボトルをアオリ始めた。
「こいつは博打で負けて頭おかしくなってヤケ酒飲んでいやがる」としか見えなかったのだろう。
金貸しのあんちゃん、おばちゃん達が声をかけてくる。
こいつらに金を借りたら大変な事である。
とんでもない利息を取られ、金が返せないとなったら監禁されて、家族、友人に電話をして金を準備させるのである。私は勿論世話にはなった事はないが、そんな話は良く耳に入ってくる。
懐かしい街の景色を見ながら酒を飲み15分程たったが彼は出て来ない。
ちょっとムットしながら電話をかけた。
俺 「ちょっと勝ったらさっさと帰ると約束したはずだが?」
彼 「今すぐ行くから」
彼がチップを持って外に出てきた。
俺 「行こう!」
彼 「今、いい調子だからこのままいる」
俺 「勝手にしろ!このまま長くいたら絶対に負けるぞお前!」
年上の彼に向かって激を飛ばしていた。
タクシーに乗り込み今日のネグラへと向かった。
6/24(土)
充分な睡眠を取り、朝食もきちんと食べ準備万端で回力に向かった。カジノに到着して昨日と同じ2階に向かった。
着いたと同時に電話がなった。
彼からである。
私はいる場所を彼に伝えた。
彼は徹夜で博打をしていた。
眠そうな顔。
手元には減ってしまったチップ。
昨日の時点でよく見えていた。
自分の事だとよく見えないのに(冷静になれば見える)、人の事だとよく見える。
私が先にしなければならないのは、まず彼に飯を食わせる事であった。
彼とカジノの直ぐ隣のレストランに向かって彼に食事を取らせた。
あとサウナにでも行って寝るように進めたが「後で」という答えが返ってきただけであった。
言う事を聞く、聞かないは本人次第である。
心配して言っているのに聞いてもらえなければ、もう一緒にもいられない。
もうその日は彼を放っておく事にした。
朝の10時から始めて午後の4時になっていた。
半袖1枚で居た為、体が充分冷えきっている。
今日のプラス3000H.K$が手元にある。
5時の待ち合わせにはまだ1時間もあったが、ここが止め時と自分に言い聞かせてカジノを出た。
「リハカジはこの辺でいいんじゃないの?」というシャドーに「いやまだまだ」と言い聞かせていた。
これまでの収支+8,000H.K$
回力からマンダリンまで歩いて10分程度のところを40分位かけて冷えた体を温めた。
最初は程よい暑さだったが、マンダリンに着く頃は汗ダラダラもんになりました。
さすがに気温34度、湿度約90%は効く。
冷えた体を温めるどころか、マンダリンにつくなり熱くなった体を覚ます事をしなければならなかった。(笑)
17時ピッタリ。
その人は現れた。
事前に写真を送りあっていたのでお互い直ぐにわかった。
その人はチャチャウーさんです。
そうです、お互い大の酒好きどうし。
早速ホテルの部屋でビールで乾杯してました。(笑)
その後、カードでチップを購入したいとの事で、隅々迄良く知っている「回力」に行ったのです。
予定では2時間バカラしてサクット勝ち食事に行く予定でしたが、ホントその通りになりました。
私と同行していた彼は眠らないままあちこちのテーブルをさまよっています。
その彼も誘い「東湖」というシーフードレストランでの食事。
チャチャウーさんからシ-フード、特に海老が食べたいというリクエストに答え頼んだメニューは
1.ロブスター2匹 (チーズバター味)
2.中サイズの海老に炒めたニンニクで味付けした物
3.フカヒレ姿煮のスープ
4.手のひらサイズの大様あわび。(干した物だから余計に美味い)
5.イカの揚げたもの
6.野菜(オイスターソースタップリ)
<写真提供:チャチャウーさん>
ビールで始まり、ショウコウ酒で満足の行く限り食べました。
ちょっと食いきれない量でしたが、たまには大様気分になるのもいいもんですね。
食事の後は夜の街へ繰り出し、博打は終了です。
2時間の収支+5,000H.K$
これまでのTOTAL収支+13,000H.K$
6/25(日)
彼はろくに睡眠も取らず、夜明け前にカジノに向かったそうです。
私はゆっくり朝食を取り、リゾカジサイトをチェックしながら出来るだけ博打をしない時間を過ごす様努力しました。
朝、彼の様子を見ると資金は殆どつきています。
本来、傷口を広げない為にもここで帰った方が良いのですが、彼は帰りません。本当に困りました。
チャチャウーさんとは朝10時にホテルの部屋で待ち合わせましたので、彼の気分を変える為に一緒に来るか誘ってみました。
マンダリンからTAIPA島にあるハイアットへ移動し、新しいカジノが出来ているので皆で昼食に予定している「フラミンゴ」が開店する12時までチェックする事にしました。
金都娯楽場
まだオープンして1ヶ月位との事です。
場所はTAIPA島の外れにある感じです。
サンズほどは大きくないですがどうでしょう、ざっと半分の規模を言えばよいでしょうか?
雰囲気はサンズと似ています。
日曜日の午前中という事もあり、ガラガラでした。
行った3人が全員負けるという結果になりました。
約1時間程でホテルに戻り、乾いたのどをマカオのローカルビールで潤す。
さてフラミンゴでの食事。
3人でアフリカンチキンを2つ。蟹カレーを1つ。サラダ。それぞれ好みのスープ。ビールを頼んで食べました。
実況中継!
おっとチャチャウーさん、蟹カレーに嵌っています。
物凄い勢いで食べています。
勿論、無言でひたすら食べています。
おっと隣の彼は博打ばかり打っているせいか、胃が小さくなっている様であまり食べません。
なんかご馳走を前にしても疲れている雰囲気があります。
はい、そろそろ皆さんお気づきですね。
彼には悪いのですが、反面教師にさせてもらいました。
長く打ったら博打は不利だ!1ベッドする度に約1.3%のコミッションをカジノに払っている。
そんな事を言ってもケツに火がついている人には無理なのでしょう。
自分も含め、冷静さを無くしたら大やけどを負います。
皆さんも気をつけて下さい。
彼の悲劇はこの後も続くのでした。
そしてその悲劇は、、、、。
最終日 6/25(日) 午後の部
彼の手元には400H.K$のチップしか有りませんでした。
復活の可能性はゼロではありませんが、殆ど無理です。
しかし、彼と過去何度も博打をしましたが、一度だけ300H.K$から30,000H.K$以上になった事があります。
一緒に打っていましたから、私も大勝しました。
忘れていないのでしょう。
チャチャウーさんに了解もらって彼の為にMIN.100H.K$ 回力の2階で午後の部の始まりです。
今日は日曜日なので18:30のフェリーでマカオから中国に帰ります。
一度、珠海に出るとイミグレが混んでいて嫌になるのでそのフェリーに決めていました。
ところが彼と一緒に打っていたら泥沼に嵌りました。
私は-20,000H.K$迄落ちていました。
彼の手元には100H.K$。
私は彼に「すまない、今は俺の時間ではない。ちょっと一人にしてくれないか?」と頼みました。
丁度帰らなければならないところから、私の時間は訪れました。
勝率は9勝1敗というペースです。
この時点で原点に復活していました。
その後、チャチャウーさん、彼、私、一人のおっちゃんとワンショーやりましたが、このおっちゃんが何とも強い。すっかりおっちゃんに乗っかって、おっちゃんが多く張ったら、チャチャウーさんも私も太く張り、それはもうウハウハ状態でした。
チャチャウーさんも私も大きくプラス。私はプラス30,000H.K$位になっていました。
彼は殆ど増えていません。
私に取ってはもう充分過ぎる位です。
彼に「帰ろうと」いっても聞いてもらえません。
放っておくと金貸しから金を借りるかもしれません。
心配です。
その後チャチャウーさんとお別れをしました。
チャチャウーさん、ご一緒出来て楽しかったです。
強い人ですね。人間罫線は勉強になりました。
またどこかでお会いしましょう。
その後すぐ彼は資金が果てました。
彼から「お金を貸して欲しい、そしてシェアしてもう一度だけ勝負して欲しい」と言われ考えました。
多分、私は負ける。
でも可能性がある限り勝負し、彼とその家族を助けたい。
実はマカオ入りする前に彼の家族と食事をしました。
博打で彼が作った借金の山、普通なら奥さんは逃げていてもおかしくない。
前は明るい奥さんだったのに、食事をしたときは暗さを引きずりながらも目一杯の作り笑顔で一緒に食事をしてくれた。
やってやる!リハカジは終わった。
カジカジでもなんでもいいわい!(でも自分のケツがカジカジはイヤヨ!)
テーブルに2人だけで座っている時、一人のおばさんが私達のプレーをずっと見ていました。
おばさん 「あんたの絞りはカッコええなー」
俺 「ありがと。絞りがカッコ良くてもかたにゃ-いかんのよ」
その時、彼はトイレに行った。
おばさん 「勝ちたければその隣の彼の逆を張れ」
俺 「友達だ」
おばさん 「アイヤ-、さっきから見てると彼が賭けた時だけあんたはずしてるよ」
俺 「わかっている」
今から考えると、彼にMINで賭けさせ、その反対にがっぽり張って勝負すれば良かった。
その後の結果は言うまでもありません。
私は絶対マイナスにならないところでやめました。
丁度帰らなければならないデットラインの朝の3時半でした。
トータルの結果は私がプラス2,000H.K$
彼は傷口を広げただけです。
アゲイン さわらぬ神にタタリなし。
翌日、彼に「借金返すまでマカオいったらアカン」
彼も「そうする」と言っていました。
なんかこの会話、前の書き込みを繰り返してません?
博打に狂った人は繰り返すのです。
天国を思い出す事もあれば、地獄を思い出す事もある。
非日常で起こる天国と地獄。それはあまりにも刺激が強すぎる。
その強烈な刺激はドラックですね。
2006年秋。
ウィンの建設は順調でした。
博打の街、グルメの街、マカオ。
是非、あなたもこの秋、マカオでグルメとカジノをお試し下さい。
おしまい。
2006/09/05(Tue) 00:00
ろくちゃん
J,sさんコンバンワ
この投稿記事を見まして僕の友達のことと重なりました。10年前僕を韓国にさそってくれた男です。その彼にはじめてカジノにつれていかれました。彼は月に2回韓国に行くほどのカジノ狂いでした。10年たって自己破産1億、総額2.5億負け最後はやくざの金融に追われてにげていました。いやな話ですいません。
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