リゾカジ カジノレポート

ところかわればルールもいろいろ2~コペンハーゲン編~

* ヨーロッパ 2010/ 07/ 14 Written by Cuatro

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Cuatroです。
前回のプラハ訪問に引き続き、帰りにコペンハーゲンに立ち寄りました。世界遺産で見どころ満載のプラハに比べて、何もなさそうなコペンハーゲン。あんまり期待してなかったんですが、思いの外、すごく過ごしやすい街でした。北欧なのに海に囲まれてるせいか、昼夜の寒暖の差も小さく、プラハよりむしろ暖かい。道も平坦で足にも優しく、なお且つ、自転車がポピュラーで皆、自転車通勤です。さすが、北欧、エコだなあ。

初日は夕方に着いたので、街をちょっと偵察して、夜はコペンハーゲン唯一のカジノ、カジノ・コペンハーゲンへ。街の心臓部にあたるチボリ公園周辺から歩いて20分弱。海を挟んだ隣の島にあります。タクシーという手もありますが、近すぎて乗車拒否されることもあります。ここは、道なりにさわやかな空気を楽しみながら、のんびりと行きましょう。
カジノはラディソンホテルの一階にあり、入り口でパスポートを見せ、入場券を買います。券は確か当日、一週間、1カ月とあり、3日以上通うのであれば、一週間パスポートを買った方がお得です。反対側のクロ―クで上着を預け、いざ入場。場内は照明暗めでシックな作り。入ってすぐ左手にバーがあり、その奥に左側にスロットコーナーが、右手にテーブルゲームがあります。ゲームの種類はBJ、テキサスホールデム、ポーカールーム、ルーレットで、一台のみバカラがありました。カリビアンスタッドは見かけませんでした。テーブル数はそれなりですが、実際開いていたのは、BJが3テーブル、ルーレット2テーブル、テキサス1テーブル、ポーカー1テーブル位。お客さんの数もそれほどではありません。

とりあえず、BJのテーブルに着きました。MINが50クローネ(約750円)MAX4000クローネ(約67000円)です。ディーラーのスキルは上の部。計算も正確ですし、マナーも申し分ない。ルールとしては、テーブル上でペアと777に賭けることができ、スプリットは3回まで可能です。しかし、厳しいことにサレンダーができません。ご愁傷様。地元のプレーヤーさんは皆さん、トホホの方々で、ここもディーラーの‘4’や‘5’にヒットで挑むローカルプレーヤー多数です。一番うまかったのは華僑のおじさんで、セオリーをよく知ってるとは思いませんが、場に出ているカードを吟味してヒットするので勝率は高かったです。さすが中国人はどこでも勝負強い。一進一退で結局若干の負けでした(▲750クローネ)尚、テーブルで待っていても、なかなかドリンクは回ってきませんから、自分でバーに取りに行った方が早いです。カジノでも両替ができますが、もともとユーロや円からの両替は率が悪いので、替える時はまとめて替えた方がいいと思われます。

 二日目は丁度サッカーの日本vsデンマークの日。ホテル前の広場に巨大モニターが据え付けられてパブリックビューイングができました。スポンサーは韓国の現代自動車で、HYUNDAIのマークがそこかしこと踊ってます。(ここら辺、日本企業はウワサ通り負けてますね)周辺はビールの屋台で一杯で、試合開始前には地元のラッパーによるミニコンサートもあり大盛り上がり。試合開始1時間前にはすでに立錐の余地もない混雑具合です。(1万人以上集まったそうです)そこを分け入り潜入しようとしますが、いかんせん、高さではデンマーク人には勝てない。見えません。しょうがないので、広場横の建物の階段に移動してそこに何とか位置を確保しました。
試合の結果は皆さんご存じの通りです。最初は余裕綽々のデンマーク人が本田のキックが決まった時には静まり返り、次に遠藤のフリーが成功すると、巨大モニターに向かって、手に持ったビールのカップを投げつけています。早くも発煙筒発射!もう、使い所がないもんね。こちらは、小さくガッツポーズ。広場の中央にはサポーターが陣取ってましたが、周りの方は普通のコペンハーゲン市民の皆さんで、僕が日本人だというのはバレバレでしたけど、何のおとがめもありませんでした。
日本でも国立競技場でも開放して、無料でやればよかったのにと思うことしきり。どうも日本人は面白みに欠けると思うのは、カジノに対する偏見がまだまだあるのと一緒でしょうか?

 その夜は意気揚々と再びカジノに参上。昨日はBJで安定しない流れに悩まされたので、テキサスホールデムに挑戦です。ここもMIN50クローネになります。ルールはべガスのカジノに比べて非常に厳しいルールです。まず、ベットの仕方は、プリフロップでアンティの3~4倍、フロップで2倍、ターンで1倍賭けれるというもの。プリフロップ、フロップ、ターンでそれぞれ賭ける賭けないを選べるベガス式に比べてリスクが高い。また、ボーナスはストレート以上が出来た場合のみで、AA, KK, AKのような組み合わせがプリフロップで来ても何ももらえません。
 その上、流れは最悪。ポーカーでよくあるカードが入るスポットにはどんどん入り、入らないところはとことんこないという典型です。ほとんど、ローカードのペアばかりで、プリフロップから大きく勝負に出ることも難しく、ずるずるずるずると後退 → 4000クローネ負けです。「負けてもいいから、もうちょっと見せ場くらいはほしい!」と毒づきたくなった夜でした。サッカーに勝ってポーカーに負ける・・・

 最終日の金曜日はカジノが一番混んでました(それでも、朝の4時にはあっさりとクローズなんですが。夜明けまで遊んでいたかったな)夜の8時にはテーブルがいつもの倍くらい開いています。
その上、この日はようやくBJの流れがいい方向に。サードベース手前に陣取り、慎重に150クローネ基本でスタートします。隣では中国人の兄さんが2ハンドでそれぞれMAXの4000クローネで奮闘中。このお兄さん、英語もデンマーク語も一切できませんが、勝っても負けても表情を変えず、まあまあの成績の様子です。僕の隣のサードベースはデンマーク人のこわもてのおじさん。負けが込んでいるらしく、結構イライラがゼスチャーの端々に見えてしまう。こういう時はなかなか気を使ってやりにくいのだが、しかし、このテーブルが僕が途中参加してから連戦連勝。それぞれのステイやヒットの連係プレイがうまいこと決まり、ディーラーがきれいにバーストや`17’ `18’の低い数字に留まってくれます。サードベースのおじさんは自分のところと僕のところ両方に賭けて、うまくマイナスを回復しました。最初の仏頂面も終盤にはにこやかになり、お互いに冗談も交わすくらい。カジノって、こうやって見知らぬ者同士が共闘することで仲良く盛り上がってゆくのが一番楽しいですよね。ディーラーに流れが向き始めたところでストップしましたが、150クローネ基本で勝負して4500ほど勝ちました。

 カジノコペンハーゲンは広さといい清潔さといい、十分なヨーロピアンカジノです。ベルリン、ウィーン、プラハのような他のヨーロピアンカジノと比べても遜色ありません。中心からも歩いていける距離ですし道中危険なこともなく行きやすいです。しかし、営業時間が14時から朝4時までということ、込み合いだすのが夜の8時を回ってからだということを考えると、観光を主体にし、夜ちょっと楽しむためによってみるというスタンスで使うカジノだと思います。北欧に観光に行かれた際にはぜひお寄り下さい。


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