リゾカジ カジノレポート

初めてのマカオ。

* マカオ 2011/ 07/ 05 Written by びさいらす

コメント( 3)

 初めまして、びさいらすといいます。先日マカオに行ってきたのでその様子をレポートします。



 6月18日


  ”・・・6000HKD,6000HKDと、これで12000HKDか。よし。”
 
  上環フェリーターミナルのATMでカネを下しながらつぶやく。

  
  ”HKDが12000、人民元が20000、日本円が25万。合わせて約60万円か。とりあえず最低  限の資金はできたな。”


  2週間前、初めてマカオでカジノというものを体験し、すぐに
   
   ”コイツは資金が無いと勝てない”と悟った。

  
  21:30発のフェリーに乗り込む。前回来たときはガラガラだったスーパークラスも今回は満席だ。隣  では”蝶々型のサングラス”こそかけてないものの、どっかの舞踏会にでも行くのか?ってカッコウのオ  バハンが広東語で騒いでる。フェリーターミナルで買って持ち込んだ牛丼を食い終えて眠さはピークだ。  それもそのはず、今日も朝から仕事をこなして駆けつけたのだから。 
  

    ”これから真剣勝負が待ってる。少しは体を休めておかないと”と目を閉じてみるものの、気持ちが高ぶってるのか騒がしい船内のせいかなかなか寝付けない。それでもしばらくするとウトウトし始めた。船底に波を感じる。次第に何も耳に入らなくなっていく。


   事の始まりは2週間前のマカオ訪問だった。


   6月4日
  
   ”オイ、あれ見てみろよ!まんまラスベガスみたいだぞ!(もちろんラスベガスに行った事はない)

   リスボア行きのシャトルバス内でハシャぐ日本人5人組。ハタから見れば完全なおのぼりさんだ。
 
   シンセンに出張中、ギャンブル好きのヤローがたまたま集合し、”マカオって結構近いんじゃない?って話になり、急に現実味を帯びたマカオ訪問(ちなみにスケジュールは土曜日の仕事終わりから日曜日中にシンセンに帰れるまで)。このうちカジノ経験者は2人。2人ともソウルが主戦場でマカオは初めて。残り3人はカジノも初めてだ。オレも日本ではパチンコ、パチスロ歴は20年になるがカジノは未経験。それでも何とかネットで情報集めてマカオまでたどり着いた。それで冒頭の会話となった。

   21:30リスボア着。かなり蒸し暑い。
   
   ”オイ、何だよあのド派手なネオンは!”

 初めて行った者なら誰でも引き付けられるGリスボアの外観。小走りで近寄る一行。


”すごいな・・・。 ・・・うんすごいわ。”圧倒的な迫力にしばしボーゼン。見上げた首が痛くなってきた。肉眼に焼き付けた後はお約束の記念撮影。


    ”もうちょっと後ろ? ホラちょうど手のひらに載ってるカンジで撮ってよ”
    
    解りやすい観光客だ。ひととおり写真撮っていざカジへ。セキュリティーをくぐりホールへ。

    ”へえー、これがカジノか”   第一印象は ”思ってたよりテーブルの間隔が狭いな”
  
オレのイメージでは膝に子猫をのせたマダムがカクテルグラスを片手に優雅にプレイしてるもんだと思ってたので(かなりの偏見)、一気に親近感が沸いた。
 これならオレでもテーブルでできるんじゃない。まず手始めに近くのスロットマシンにカネを入れてみる。

”いい?いくよ”記念すべきデビュー。やっぱりスロットマシンといえばあのレバーをガチャッとやらないとね(後々、殆どの客はボタンのみでプレイしてる事に気づく)。
出たり入ったりで1h経過。何となくカジノの雰囲気にも慣れる。 ここまでで解ったのは

 ”カジノは決して特別なとこではない”という事。
VIPフロアは知らないが一般フロアに関しては和気あいあいと正に ”遊んでる”客が多い。これならパチンコ屋の客層と変わらんな。 多少余裕が出てきたとこでテーブルに進出してみる。うちのカジノ経験者の手ほどきで、先客に気を遣いながらミニマム200HKDのバカラテーブルで1000HKDバイイン。

    へぇー、これがチップか。何かおもちゃみたいだな。

    ”とにかくどっちかに賭ければいいだけだから。後はディーラーが勝手にやってくれるから”

なるほど、ではこっちにベットしてみようかな。200HKDをバンカーへ。結果は ・・・ウィン! 記念すべき初ベットは勝ちとなった。

    ”おいやったよ” お互いに顔を見合わせる。無表情にディーラーがチップを置いていく。
   
    ”コレもらっていいの?” 思わず日本語で聞いてしまう。 ”やれやれ素人か”みたいな顔をするディーラー。 
1000HKDしか買ってないのですぐなくなると思いきや、しばらく遊べる。少しずつテーブルの雰囲気にも慣れてきた。
    
    ”コレが罫線ってヤツか”

    確かにどのタイミングだろうと確率は変わらないはずだが、やはり参考にしてしまう。
   
    ”PPP・・・ときてるからそろそろBか?”などと早くもいっぱしのバカラプレイヤー気取りだ。
    程なく1000HKDがなくなる。

    ”オイ ちょっと他のカジノも見てみようぜ”
 
    後ろで見学してた悪友に誘われてGリスボアを出る。とりあえず地下道をわたってウインへ。

    ”ここはワンフロアか。しかし広いな。向こうが見えないよ” ふと見ると ”あれ、チップが違う”
    
そうだよ、オレがイメージしてたチップはコレなんだよね。後で解ったがSJM系は例のせんべいチップらしい。

”いいなあ、カッコイイなあ” でもここはちょっと敷居が高そう。プレイせず出。再びGリスボアに戻る。

うちのカジノ経験者が上のフロアでBJやってるので見に行く。それにしてもGリスボアも広いな。ゲームフロアは4層あるのか? 何せ初めてなのでBJがどこにあるのかも解らない。歩き回ってようやく友人発見。

    ”どお?” 声をかけてみると

    ”う~ん、ソウルと違うんだよね” との返答。聞くとカードを配る順番とかいろいろ細かいルールが違うらしい。それでも結構なチップを持ってる。

    ”まあもうちょっとやってみるよ” だって。

一人でBFへ移動。気になってた大画面でCGのディーラーが進行するバカラに対して、10席ほどの客がベットできるビデオバカラをやってみる。よく見るとアルゼ(日本のパチスロメーカー)製じゃない。 ”アルゼか。ユニバの頃は相性良かったんだけどな”などと思いつつ1000HKD投入。 ノー天気な投入確認音を聞きながらベット。ミニマムは50HKDだ。これなら気軽に遊べる。他の客のベットを気にする必要もない。

    ”コレはオレに合ってるな”

だんだんベットが大きくなる。ちなみに500HKD以上のベットになると”絞り”までできる。タイもそこそこ当てて、順調にクレジットが増える。  この時点ですでに外は明るくなってきた。

    ”オレ等は帰るよ”   香港のMTRが動き始めただろうと読んで、3人がカジノを後にした。
   
    ”OK、オレはもうちょっとやってくよ” 残ったのはオレと上階でBJをやってる2人になった。 その後もビデオバカラの調子は良く、3000HKD→15000HKDまで増やしたとこで精算する。この時点で約10万円の浮きだ。

    ”カジノってボロいな”   ・・・初心者が陥りやすいワナにまんまとハマるオレ。 友人と合流して様子をみる。彼もそこそこ浮いてるらしい。
 
    ”さっきさあウインに行ってみたんだけど、あそこのチップってカッコよかったんだよね”というと
    ”じゃあ行ってみる” という事なりウインへ移動。再び例の地下道を渡る。  
 
ゲーム中は全く眠くならないが、ふとした隙に睡魔が襲ってくる。それもそのハズ、ほぼ丸一日寝てないんだから。 フラフラでウイン着。朝方になった事もあってか客はまばらだ。
    
    ”とりあえずメシでも食おうか” ウイン内のテキトーな店に入る。
    ”オッ、お粥あるじゃん。何か胃に優しいもの欲しかったんだよね”  食いながら回り見渡す。ここは一段高くなってて回りがよく見える。近くにまたしてもビデオバカラ発見。 ”コイツで勝負だ” 友人はBJへ。 誰もいないマシンコーナーでプレイ開始。同じ機種だと思ってたが、やってみると少し違う。まず絞りがない。という事は少し前の機種なのか?まあ絞りはなくてもいい。タッチパネルの感度がイマイチでイライラさせられるから。例のノー天気な音は一緒だ。 多少勝ってたせいか、眠くて冷静な判断ができなかったのか、イキナリ1000HKDベットから始める。

    ”しゃらくせー、一発勝負だ”  とこれがサクサク当たる。3000HKDがものの10分で15000HKDへ。

    ”よし、20000HKDになったらヤメよう”  ・・・ね、そううまくはいかないんですよ。アッという間にノマれ追金。  
    5000、・・・10000とカネを使うもことごとくハズれる。

    ”さっきまで10000HKD勝ってたのに・・・”
今までパチンコしか経験のないオレにとっては早過ぎるカネの動きだった。イマイチ現実がつかみきれないままフラフラと友人のところへ。

    ”・・・ヤラれた” と告げると ”オレも”だって。聞くとGリスボアで勝った15000HKDが溶けたらしい。まあ彼にとっては”カワイイもん”のうちらしいんだけど。

    ”帰ろうか・・・”  ”そうだね”
   
    と実際テーブルを離れたんだけどキャッシャーの前を通ったとき

    ”ゴメン、ちょっとだけ付き合ってくれない” と自分でも思ってなかった言葉が口をついて出た。

実はオレもちょっとだけ ”BS”なるものを勉強してきた。今までは ”完ぺきにBSを憶えないでテーブルにつくのはカネをドブに捨てるもんだ”と思ってBJはやらなかったけど、友人がプレイしてるのを見てどうしてもちょっとやってみたくなった。
    ”いいよ” 友人の了解を得て10万円をHKDへ。9500HKDナリ。バカラとは違う緊張感がのしかかる。BJをやらなかった理由は、まずBSを憶えていない事ともう一つ、他人の勝負に影響してしまうという重圧があっただめだ。

    その辺を友人に尋ねると
     
    ”大丈夫だよ。マカオの客はやりたい放題だから”だって。 しかも”エンドレスマシン”なるものを使ってるからいつ入ってもいつ辞めてもOKとの事。

    ”よし、じゃあやってみよう”

それでも最後の席(サードベース?)は避ける。この時点で昼過ぎ。客はまだ多くない。先客がオバチャン一人のテーブルで9000HKDバイイン。内心ドキドキでプレイ。いきなりオバチャンに怒鳴りつけられるんじゃないかと心配しながら、ぎこちない手つきと小声で”ヒット”などといってみる。初めは友人に ”これヒットなの? これは?”と確認してたが、そのうち友人が他のテーブルを見に行ってしまう。 ”オイ、一人にしないでくれよ” と心細くなるが、しばらくやってるとそれほど気にならなくなる。 先客が素人のオレが見ても ”そこステイなの?”的なプレイをするオバチャンだったし、何より”自分のカネを自分の意思で使って何が悪い”と開き直れたからだ。

   30分後、意外にも9000HK→20000HKDまで増えたとこでヤメ。途中、他の客から文句を言われる事はなかった。

   BJの印象は・・・?    結構イイネ!

 
    14:30 これにて初めてのマカオツアーは終了。もう体がもたない。帰りは直接蛇口行きのフェリーでシンセンへ。MTRに乗る元気は残ってなかった・・・。


 トータル収支  6月4日~5日 Gリスボア、ウイン   約8000HKDの勝ち。

 初めてのカジノ、初めてのマカオと初めてづくしの今回のマカオ訪問。 一言でいうと

    ”最高だった”


もちろん勝って帰れたというのもあるけど、あの”非日常感”がたまらない。でも他のカジノだったらこうは思わなかったかも。聞くところによると、例えばソウルのカジノはもっとこじんまりとしててBJの客などはレベルが高いという。そうなると今回ほど自由にプレイできたかどうかは疑問だ。 カジノ同士が近くあらゆる選択肢があるというのが素晴らしい。 とにかくすっかりマカオの虜になってしまった。そしてこの2週間後、再びマカオを訪れる事になるのだった・・・。




初めてのマカオ訪問レポートさせていただきました。 たかが5000,10000で長々と・・・、と思われた方、申し訳ありません。でも皆さんも最初は少額でドキドキなさってたんじゃないでしょうか。自分はこのドキドキ感を味わうためまたマカオに行きます。
 
   最後に


    ”マカオ最高ー!!”


                             
                                    長文失礼しました。
                                      


このReportへのコメント(全 3件)

2011/07/06(Wed) 11:36

カジ郎

びさいらすさん

初めてのカジノの興奮がビンビン伝わってくるレポートですね。
私も初めてカジノに行った時のワクワクドキドキ感を思い出しました。

8月13・14日はリスボアでオフ会がありますよ!
マカオで楽しく遊ぶ達人がたくさん参加されますので
機会が合えば参加してみてください。
http://resocasi.com/offmtg/detail?id=25


2011/07/06(Wed) 12:16

くるくる

びさいらすさん、

あれー?!
6月18日(2回目のマカオ訪問)のレポは?(笑)


2011/07/11(Mon) 19:24

びさいらす


 すいません、長々と書いてしまって。まさか読んでコメント下さる方いるとは思ってなかったので感激してます。

 ”くるくる”様。著書のYUBISASHI” 購入させていただきました。今マカオです。巻末のBS表、参考にさせてもらってます!!


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