パイガオポーカーの戦略
パイガオポーカーのすすめNo.4 by GENさん

 いよいよ戦略編です。

 まずこのゲームの目的を思い出してください。このゲームの目的は、5枚と2枚にわけたカードで作られたポーカー役を双方ともバンカーの手に勝つことです。すなわち、5枚にロイヤルフラッシュ4カードなどの良い手ができても、2枚にくず手の場合は引き分けにしかなりません。他方、いわゆるパイガオ(ノーペアー)でも、2枚がK・Qであったら1勝1敗の引き分けになる可能性が高いのです。つまり、2枚をどのように分けるかが重要です。

 ここで、「パイガオポーカーのすすめ」第2回で出した練習問題を考えてみましょう。

 問題は 配られた7枚は    でした。

考えられる分け方は3種類です。最も悪いわけ方は

   5枚を    2枚を 

にすることです。

 つまり、JokerをQとみたて、ハイストレートを完成させた場合です。この場合5枚はほとんど勝てると思いますが、2枚はJハイで勝つのはほとんど難しいでしょう。

それでは同じストレートでも

      2枚を  にするやりかたがあります。

Jokerを 8 にとるのです。こちらは、2枚がKハイですので、勝てる可能性がでてきます。多くのカジノではこのやり方をとります。なぜならば、カジノは負けないことを第一に考えるからです。(私もこの取り方をおすすめします)

 ところが発想を変えると

   5枚を   2枚を 

ともとれることになります。

 5枚のランクはJのワンペアーとなり相当下がりますが、JokerがAになりますので2枚のA・Kは相当強い手です。コピーハンドを考えなければ、相手方が強い2ペアー以上の手が入っていない限り、勝てることになります。(7枚中2ペアーの確率は23%程度)あまり、プレイヤーでのこのわけ方はおすすめはしませんが、プロらしきプレイヤーがバンクプレーをしたときにこのようにわけたことがあります。そのとき、私は2枚にA・Kだったので、コピーハンドで負けてしまいました。彼は、当然のように2枚をできるだけ強くするのが最適なわけかたであるといっていました。ただし、この分け方は危険が伴うので、よほど調子がいいとき以外は止めた方がいいと思います。

それでは、基本的な戦略について説明します。

*7枚にワンペアーがあるとき
ワンペアーを5枚に 残りのカードのうち高いほうから2枚を2枚に

*7枚に2ペアーがあるとき
このパターンが一番難しいのです。一番良いのはインデックスを覚えることです。このインデックスは、吠太郎さんのHPに使い方がのっていますのでみてください。私もお世話になりました。

 もっと簡単な分け方の基準もあります。これは某系列のカジノのディーラーに聞いたもので、初心者のディーラーが覚えるやり方だそうです(ハウスプレー??)

まず、2ペアーがそれぞれ7以下の場合は、5枚に2ペアーとして使う。
次に、2ペアーのうち高いほうのペアーが8-Qの場合、残りのカードにAがないかぎり、5枚に高いほうのペアー、2枚に低いほうのペアーとして分ける。但し、ペアーの両方が10以上の場合(QQJJ,QQ1010,JJ1010)は、Aがあってもわける。
高いほうのペアーがAまたはKの場合はペアーをわける。

これは、ディーラーはほとんどがバンカープレイのため、2枚にAが1枚でもあると
負ける可能性が少ないとの考え方によるそうです(守備的)。

*3ペアー
配られるのが7枚なので3ペアーができることがあります。
この場合は、一番高いペアーを2枚に、

*7枚に3カードがある場合
Aの3カードをのぞいて、5枚に3カード
Aの3カードは、Aのワンペアーを5枚に、残りの1枚を2枚に分割

*7枚にストレート又はフラッシュがある場合
例題にもしめしたように、ストレートやフラッシュをこわせば、ワンペアーやツーペアになる場合を除いて、5枚にストレートやフラッシュをおく。その場合、注意しなければならないのは2枚になるべく高いカードがいくようにする。

壊してツーペアーになる場合はツーペアーの戦略に従う。
但し、ペアーが両方とも7以下で残りの3枚に絵札がない場合はストレートやフラッシュを残す。(2ペアーでやむを得ず分けない場合と覚えるといいでしょう)
例題のようにワンペアー+AKorAQ,AJになる場合が問題ですが、5枚にストレートやフラッシュをのこしたほうがわかりやすくいいと思います。

*7枚にフルハウスがある場合
5枚に3カード、2枚にペアー
フルハウス+ペアーの場合はペアーの高いほうを2枚に

*7枚に4カードがある場合
この場合は2ペアーがたまたま同じ数でできたと思って、2ペアーの戦略に従う。
A4であっても、A3カード+Aとは考えないでください。2枚の最高役はAのワンペアーです。

*7枚に5A・ロイヤルフラッシュ・ストレートフラッシュがある場合
すなおにこのような手がきたことをよろこびましょう。戦略的には5AはAのフルハウス、ローヤル・ストフラはストレート又はフラッシュを参考にしてください。

以上は簡単な戦略の覚え方ですが、分けるのにまよったら、
1 ディーラーにハウスプレイを尋ねる
2 キープマネーを信条に守備的に打つ。
  (勝てなかったというショックより、負けなかったのにというショックのほうが大きい)ご質問・ご批判をお待ちします。

次回は、「勝つためのバンカープレイ」について述べます。

GEN


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