リゾカジ カジノレポート

マカティの週末ポーカー日記【ドラゴンフェスタ・プライム編】(前編)

* 日本 2024/ 10/ 21 Written by マカオの帝王

コメント( 5)

■ 2024年9月27日(金)

午後4時、勝手知ったる、難波御堂筋ホールに到着。
今年の4月から、大阪市中心部のタワーマンションに引っ越したので、家から歩いて歩いて会場入り。
(ミナミの主要ポーカースポットの徒歩圏内を考慮し、引っ越し先を選定)
今回は12万出しのハイローラーイベントであったが、6月に実施されたドラゴンクェスト優勝時のプライズでの参加である為、やや気が楽である。
ゲーム開始は予定よりやや遅れたが、最初は1テーブル(5万点)でゲーム開始。
先週末の東京遠征の際、ベルサール六本木で見かけた、名古屋の若手イケメン男性ポーカープレイヤーのD君(サイドイベントできっちり優勝)や、大阪の美人女性ポーカープレイヤーの “さよきち” さんの姿をここでも見かける。
『しかし皆さん、揃いもそろって凝りもせず、毎週毎週、良くポーカー出来るものだ……、尤もそれはこちらも同じか……、現在海外旅行中のリンよりこの一か月の間、同じ空間で、同じ空気を長時間吸っているのでは……』

序盤は静かにゲームが進行する。

『今まで横目で見た、他のハイローラーイベントでは、“リエントリー上等!”のお金持ち達が、開始早々、バンバンとオールインをぶち込み、スタックを築きに行くのに対し、今回のトーナメントは、エントリーの上限(50cap)が決まっているので、ほぼフリーズアウトと同じだ。ふ-む、これはこれで、マネープレッシャーをかけられることなく、しっかりしたトーナメントが出来る訳だから、望ましいといえる……、さて勝負所では、“光るマイメロディ”を登場させ、回りを驚かせるとしよう!』

ラウンドは進む。

幾つかのポットを獲得し、スタックを倍の10万点とするも、残り25人となり、依然としてアベレージのまま……

『インマネは9位から15万円、FTに残ればプラスだが、この調子で残れるのか……』

マイメロディも出番が無く、寂しそう……
ハンドが入らず、ジリ貧だが、何とかサバイバルし、残り18人(2テーブル)となるが、スタックはアベレ-ジ(約14万点)の半分ちょいの約8万点……

こうした中、ボタンで♡4,♡5の、バカラなら “ナチュラル9” が入る。

ミドルが、2.5BBのオープン。

当方に回ってくる。

『ボタンだし、ハンドがフロップと絡めば……』
と弱気な横コール。

すると、SBはフォールドするも、ディープなBBがドカン! と3ベットを仕掛けてくる。

オリジナルはフォールドし、当方のアクションとなる。

溜息しか出ないが、もしこれに勝てば、オリジナルのフォールド分も手に入る為、アベレージ以上となり、インマネも見えてくる。

『インマネまではまだ遠い。還暦を過ぎた身としては、ショートスタックで耐えるのもそろそろ限界だ。50/50なら上等、相手がブラフでフォールドする可能性も含めて、せめて40(当方)/60(相手)なら、一発勝負してみるか? 何といっても “ナチュラル9” だ! 過去にマカオで何度も助けられた、“リャンコ・リョンピン(2サイドが2枚)”なら、ドミられることも無いだろう……、ここは勝負だ!』

苦し紛れに、“オールイン”を宣言する。

これに対し、BBは即コール!

相手は当方のマイハンドである、A、Q、だった。

『マイハンドに止めを刺されるのなら本望だ!』

フロップで4がヒットする!
ここまでは狙い通り!

ターン、リバーとラグで当方の勝利!
これでアベレージを超え、一息つく。

少し減らしたところで、今度はマイハンドである、♦A、♡Q、が入る。
UTGだったので、3.5BB(7,000点)でオープンすると、これを一人が横コール。

『さぁ、ヘッズアップ……』と思った瞬間、若い韓国人のイケメンプレイヤーから、22,000点の3ベットが飛んできた!

『マイハンドでフォールドはしたくない、けれども4ベットするには心もとない……』
悩んだ挙句、悪手と知りつつ、この22,000をコールする。

もう一人はフォールドし、若い韓国人とヘッズアップになる。

フロップ;T、8、4のレインボー。
ドローも付かず、単なる2オーバー。

様子見でチェックすると、韓国人のイケメンプレイヤーから、ポットオーバーの7万点が飛んできた!
フォールドしかけたところで、相手のアクションを良く考える。

『まてよ……、もし相手がAA、KK、QQ、JJ、ならここでポットオーバーの7万点も打つ必要は無い……、なのに彼は7万点打ってきた……、それは何故か? こっちにはワンペアも無いが、相手も同じなのでは? いや、それどころか、Aすらも無いのでは? だからこそ、ここで当方を降ろし、このゲームを終わらせる為にデカベットを打ってきたのでは? だとしたら、これは当方に取り、ピンチじゃなくチャンスだ! マイハンドのA、Qで飛ぶならそれも又良し! ここは “光るマイメロディー” の出番だ!』

マイメロディーの頭を指で押し、内蔵LEDを点滅させながら、「オールイン!」を宣言する。
これに対し、韓国人のイケメンプレイヤーが長考に入る。

『彼のスタックは、当方より約10万点多い、24万点弱か……、ここで9万点失っても、ギリ戦えるラインだ……、それを逆算してこの額を打ってきたのかも……、これだけ長考しているということは、ハイポケは無さそう……、さぁ、どうする?』
散々迷った挙句、韓国人の口から、力のない「オールイン……」が発せられる。

彼がショウしたハンドは♧K、♧J!
当方の読み通り、A無しの2オーバーだった。

ターン、リバーと、AもKもQもJも落ちず、Aハイで当方の勝利!
これで一気にスタックが28万点となる!

その後、調子に乗って少し減らし、20万点弱となったところで、同じ韓国人のイケメンプレイヤーが約8万点のプリフロオールイン!

BBの当方のハンドは♡K、♡9のナチュラル9!
皆さんフォールドし、当方のアクションとなる。

『さて、このナチュラル9!? はやれるのか? うーん……、ただ、相手はショートスタックになったことで、些かティルト気味……、だとしたら、このK、9、でも何とかなるかも? スーツだし……、「水に落ちた犬は叩け」だ! 良し、ここは再度マイメロディーの出番だ!』

再びマイメロディーが光り出し、「オールイン!」を告げる。

韓国人のハンドは3のポケット!
ほぼ、50/50である。

フロップ;記憶が定かでないが、Kも9も3も出なかったことは確かだ。
     但し、♡が1枚有り、バックドア・フラドロとなる。

ターン;これまた記憶が定かで無いが、同じくKも9も3も出なかったことは確かだ。
    但し、スーツは♡で、バックドアが開く。

リバー;これまた記憶が定かで無いが、同じくKも9も3も出なかったことは確かだ。
    但し、覚えていることが一つ有る。
    このリバーカードは♡だった!
    スーツの力で、♡のフラッシュが完成し、勝利!

これで再びアベレージ上に浮上し、インマネ圏内となる。

『このハイローラー大会のインマネはFTとなる9位から! 兎に角、9位に滑り込めば、参加費+αの15万だ! いつもの3~4万の、ギリインマネとは違う! 調子に乗らず、先ずはインマネを確定させるまで、ハンドを絞り、生き残ることだ……』

ここから、耐える時間帯に突入する。
一人、又一人とシートアウトし、遂に残り10人のバブルとなり、2テーブル各5人ずつ、ハンド・フォー・ハンドでのプレイとなる。

広島からの鉄強 “SEIJI” 氏が50万点弱のスタックを生かし、着実にポットを獲得する。
バブルで誰も飛びたく無いので、フロップがあまり開かれないまま、ゲームが進行する。

幸いなことに? 当方にまったくハンドが入らず、妙なことを考えることなく、只管降り続ける。

『7&2、6&3、といった“屑ナチュラル9” の連続がこんなに嬉しいとは……』

そんな中、久しぶりにフロップが開く!

J、8、4のレインボー。

これに一人がオールインを宣言する!
それに対し、もう一人がスナップコール!

先にオールインを宣言したプレイヤーはQ、Q!
それに対し、スナップコールした相手は4、4のセット!
スタックは僅かに4ポケ(セット)がカバーしている模様!

ターン、リバーとラグで、4ポケ(セット)の勝利!

QQには悪いが、一同ほっとする。
遂にバブルが弾けた!(特にハイローラーでは、その意味は大きい)

運営スタッフから、「今から残ったプレイヤーの皆さんのスタックをカウントし、シートを引き直す為、10分間の休憩です。その後、写真撮影し、奥のファイナルテーブルにご移動、ご着席願います。尚、このファイナルの模様は、鈴木拓也プロの解説を交え、MATSUJACK氏の実況により、YouTubeで配信される為、ここから先は通信機器の使用は禁止とします。皆さん、お手持ちの携帯は各自のカバンに仕舞うか、この透明のケースにお預け願います」とのアナウンスがある。

長丁場に備え、残る1枚のドリンクチケットを、ペットボトルのコーヒーと交換する。
壇上は、YouTubeの配信準備で忙しそう……

『そう言えば、この難波御堂筋ホールのファイナルテーブルは、数年前のゴールドドラゴンのメインのFTで、あの “黒歴史” とでも言うべき、伝説の“ちゃぶ台返し”事件の現場だったな……、妙な因果で、あの事件の関係者の一人として、ここに新たな “光るマイメロディー” 伝説をつくることが出来たら良いのだが……』

「それでは皆さん、今から写真撮影を始めまーす!」

このハイローラーの優勝賞金(150万円)は、メインのそれ(100万円)より大きい為、実質的には本大会の、真の王者を決めるトーナメントで、インマネの確定したファイナリストの9名が揃った。

当方のスタックは、18万6千点、アベレージ:27万7千点の約2/3で、暫定7位だったが、『P1グランプリの時は、柄にもなくビッグスタックでFT入りしたので、守りに入りしくじった……、それに対し、今回はギリ戦えるスタックでのFTだ。レギュラーシーズン3位で、クライマックスシリーズに臨むプロ野球のチームのように、失うものは何もない!』

時計の針が12時を回り、本当の勝負が始まった!


(注)ファイナル開始時の、各プレイヤーのスタック。

1位:SEIJI・・・ 506K
2位:OKADA・・ 374K
3位:LOUIE・・・362K(韓国)
4位:KOKI・・・ 315K
5位:TOMO・・・208K
6位:TOWA・・・206K
7位:MAKATI・・186K(マカティ)
8位:LEE・・・・169K(韓国)
9位:PARK・・・166K(韓国)                            
----------------------------------
総スタック・・・・2,500K
アベレージ・・・・277K

尚、プライズは以下の通り;

1位:150万円
2位:90万円
3位:65万円
4位:45万円
5位:30万円
6位:20万円
7位:20万円
8位:15万円
9位:15万円
-----------------                                                  
総額:450万円(全て、海外スポンサード)

>>中編に続く。
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2279


このReportへのコメント(全 5件)

2024/10/21(Mon) 13:49

マリタイム

マカオの帝王さん、こんにちは。
ファイナル進出、おめでとうございます!

「ミナミの主要ポーカースポットの徒歩圏内を考慮し、引っ越し先を選定」した人間が
「しかし皆さん、揃いもそろって凝りもせず、毎週毎週、良くポーカー出来るものだ」は、
ド、ド、ドリフの大爆笑!!
(細かいことをいうと「凝り」じゃなくて「懲り」のような気が。
安部譲二の「塀の中の懲りない面々」という小説がありましたね。)
将来は夢洲に引っ越しですね。w


2024/10/21(Mon) 18:52

くるくる

マカティさん、
こんばんは〜(^O^)/

勝負手が決まり、つぎつぎと勝ち抜いていくのは爽快ですね!続編も楽しみにしております(^O^)/


2024/10/22(Tue) 00:03

マカオの帝王

マリタイムさん、こんばんは!

某アミューズ店での、可愛い女性ディーラーとの会話・・・

「マカティさん! 9月の連休に六本木に居ませんでした?」
「あぁ、ちょっとP1にね」

「その翌週に、ミナミの御堂筋ホールでハイローラーに出てませんでした?」
「うん、ものは試しで……」

「それと、歌留多のAJPCでも見かけたような……」
「まぁ、メインがフリーロールだから……」

「この前、ベルサール高田馬場のJOPTでも、PPCのDAY1-Aでチップを積み上げてませんでした?」
「うん、けどDAY2はバブっちゃった」

「20代のワタシでも、そんなに毎週毎週、ポーカーばかり出来ません……、もしかして、双子の兄弟でもいませんか?」
「バレちゃったか……、実は東京在住で、ナチュラル9になるハンドが大好きな兄の “マカオの帝王” と、大阪在住で、BJになるハンドが大好きな、弟の “マカティ” が、日本列島の東西で、毎週末に懲りもせず、ポーカーに打ち興じている、という訳さ……」

「えぇー!」


2024/10/22(Tue) 00:09

マカオの帝王

くるくるさん、こんばんは!

FTまでは、おぼろげな記憶を基に、文章に変換しないといけないので、筆が進みませんでしたが、ここからはYouTube、というお助けツールがある為、楽チンです(^^♪

今のところ、12月の11日~16日まで、WPT東京2024の関係で、東京遠征する予定ですので、プチ忘年会しましょう!


2024/10/22(Tue) 22:04

くるくる

プチ忘年会@東京、承知しました!(^O^)/


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