リゾカジ カジノレポート

マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】①

* アジア 2025/ 03/ 08 Written by マカオの帝王

コメント( 2)

マカティの海外ポーカー日記【マニラ編】①

■ 2025年2月25日(火)
関空の第1ターミナルを、10:05発のフィリピン航空【PH407】便は飛び立った。

『今回は1月のゴールドドラゴンの最終日に開催された、WPTとのコラボイベントである大阪ドラゴンクェストで去年の6月に続き2連覇したご褒美のポーカー遠征だ。つまり、現地でのAPL主催分のトーナメントに関しては、後日領収書清算出来るが、ポーカーでもキャッシュゲームや、その他(バカラ/BJ等)は当然のことながらスポンサードの対象外となる。よって、先ずはポーカー、バカラやBJは浮き分でたしなむ程度、を基本ゲームプランとする』

約50分遅れたが、フィリピン航空407便は、14時半にニノイ・アキノ国際空港に到着した。
『約20年ぶりのフィリピンだ。2月だというのに生暖かい。昔より大分マシになったが、ここからだとポーカー大会の会場の方が、本日宿泊予定の “マカティパレスホテル” より近い。先ずは会場入りするとしよう……』

そう決め、タクシーを探していると空港職員の名札をぶら下げた男が手招きする。
そのまま付いて行くと、行く先を尋ねられ、ポーカー大会の会場を告げると、同じような名札をぶら下げたスタッフがゾロゾロ現れた挙句、「タクシーはすぐに来る。お金は先にここで払う。2,500ペソだ」とのたまう。
事前に空港から会場までは、タクシーで250~300ペソとの情報を得ていたので、首を振りその場を立ち去り、少し離れた場所で流しのタクシーを拾うと、500ペソと言われる。
これも少し高いな? と思ったが、さっきの2,500ペソよりは大分マシなので、OKし乗り込む。
『それにしても、最初のは何だったんだ? 空港職員の名札からして偽物だったのか? それとも本物の空港職員が、ぼったくりに加担しているのか?いずれにしても、要注意だな……』

タクシーはほどなくAPLマニラの会場に到着。
まずはパスポートを見せ、メンバーカードを作成。
会場を一回りした後に、小腹が空いたので、会場の隣にある、香港海鮮レストランに行く。
適当に頼むが、お味は合格!
しかも、マニラでは定番のサンミゲルが65ペソと、コンビニ並みなのはビール党にとっては有難い。
1本目は普通のを、2本目はライトを頼み、満足して店を出る。
(結局、大会期間中の食事は、この店が基本となる)

さて18時から、本日参加予定のトーナメント、ミニメインDAY1-D(エントリー:2万ペソ)が始まった。

4万点スタートを、順調に3倍の12万点に増やす。
『よし、出だしは順調だ! この調子でスタックを増やし、本日のDAY-1を通過すれば、明日はファイナルだ! いつもの国内のトーナメントと比べると高オッズだし、3月1日からのメインが始まるまでに、一つでもインマネを決めておくと気が楽だ。』

そうした中、7ポケが入る。
安めでオープンすると、対面の帽子メガネのフィリピン人がこれをコールし、ヘッズとなる。
フロップ;7、4、2のレインボー、
7のトップセットが突き刺さる!

あっさり降りられても困るので、これまた休めのベットをすると、相手はこれをコール。

ターンJ

もし相手がJJなら逆転された訳だが、それ以外には勝っているので、ポットの1/3ほど打つと、何と対面の帽子メガネからオールインが飛んできた!

脳内が違和感でいっぱいになる。
『オールイン!? まさかJJ? いや、それならオールインなどしないだろう……、AJでJを拾った? それでもオールインは無い。ブラフで降ろしにかかっている、若しくは何かの薄いドロー……、まぁ、そんなところだろう、だとしたら、現状此方の7のセットが最強だ! スタックはこちらがややカバーしている。そういえばさっきもこの帽子メガネは、訳の分からんハンドでオールインし、奇跡的にガットを自模って生き残ったが、そんなことは続かない、光れマイメロディ! ここはオールインコール!』

手元のマイメロディが光り出すと、女性ディーラーが目を丸くする!

しかし、まだ違和感が拭えない。
対面の帽子メガネのチップの天辺に、ピンク色の特徴的な耳の形の小さなマスコットが乗っている……

『あ! あれはマイメロディ! 間違いない、マイメロディだ! この広いAPLの会場で、マイメロディをマスコットとして持つポーカープレイヤーが同卓し、その二人がオールイン対決する確率は? フロップロイヤルよりは多そうだが、フロップクワッズと一緒位か……とにかく、この勝負に勝てば、全てが笑い話だ!』

此方の7ポケセットを見て、首を振りながら相手がオープンしたハンドは、唯のT9で、8のガットがあるだけだった。

そして運命のリバー;

8!

帽子メガネがストレートとなり、マイメロディ対決はフィリピン人の勝利で終わった。

12万点→2万点、となったので、次ハンドの88でオールインすると、やはり同じ帽子メガネにコールされる。

相手は又もT9!

Tを当てられ終了……

席を立つ際に、「その人形は、日本のマイメロディ?」
と尋ねると、「その通り、いや、娘が好きでね……」とのこと。

マイメロディ対決に敗れ、会場を後にする。
エントランスの警備員に50ペソ渡し、マカティパレスホテルまでのタクシーを呼んでもらう。
陽気なフィリピン人のタクシーに乗り込み、タクシーはマニラ中心部のブルゴス通りにある、当方と同名の“マカティパレスホテル”を目指す。
ネオンサインがギラギラの、新宿歌舞伎町を彷彿させる猥雑な繁華街に入る。
今晩から3日間のお宿である、“マカティパレスホテル”に到着する。

『これぞまさに〝マカティの帰還(The Return of the Makati)〟だ』

(その②)へ続く
https://www.resocasi.com/res/report/detail?id=2324


このReportへのコメント(全 2件)

2025/03/11(Tue) 06:04

マリタイム

マカオの帝王さん、こんにちは。

「タクシーはすぐに来る。お金は先にここで払う。2,500ペソだ」 → フィリピン、ヤバい!!

『これぞまさに〝マカティの帰還(The Return of the Makati)〟だ』 →
港、港に女ありじゃないですが、帰還する場所がたくさんありますね。♠


2025/03/13(Thu) 02:38

マカオの帝王

マリタイムさん、こんばんは!

人呼んで、『マニラの帝王?』をペテンにかけようとは、ふざけた野郎どもでした……

尚、マカティには所謂 “レディ・ボーイ” も大勢いましたが、これは遠慮しますね。

マニラ編も、段々佳境に入ります。


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