仕事でマニラに行くことに。
行程はANAで伊丹羽田マニラ。乗り継ぎで手荷物を預けたらとんでもない事になった。
往路の行程は以下。羽田の乗り継ぎは1.5時間しかない。何度か特典などでANAで利用しているが、うまく行ってもラウンジでそんなにゆっくりできる時間はない。
伊丹
07:05発
羽田タミ2 08:15着
羽田タミ3
09:45発
アジア圏ではいつもは機内持込でしか移動しないが今回は手土産があり持ち込めなかったので、スルーバゲッジで伊丹からマニラまでを預ける。
搭乗の際、出発が20分遅れる。これは羽田でラウンジには行けないかも知れないな。と思っていたところ羽田付近が混雑で到着がさらに遅れるとの事。ドアが開いたのが40分遅れの8時55分。あと50分。ターミナル移動があり、さらにセキュリティが混んでいたら乗れないかも。と頭によぎる。
ブリッジを出たら、ネームボードを持った地上係員の方が待ち構えてくれている。
特に挨拶もなく、急ぎましょう。との事。今は無くなっているが、昔あった乗り継ぎ口から空港内をタミ3まで走るバスがあったから、もしかしてそんなのに乗れるのか?と思ったが、普通にターミナル移動のシャトルバス乗り場へ。その後、セキュリティ。こちらも別の入り口に案内されると思ったが普通に並んで下さい。と彼女は別の入り口で先回り。
ふつーにセキュリティを通過し、イミグレから搭乗ゲートへ。約20分前に到着。こちらも少し遅れていたので搭乗が始まった所だった。水も買えず、免税品店でお酒など買い物も出来ず、息が整わない状態で搭乗。
少し遅れて離陸、機内では快適にマニラへ到着。
同行の方がダイヤなので、預け荷物にはプライオリティのタグと壊れ物のラベルも厳重にしてもらっていた。
バゲッジクレームには流れ出す前に到着し1周目に注目。徐々に荷物が流れてくる。2周3周目、あれおかしいな?よほどの事が無い限り早く出てくるはずなのに。
って、そのよほどの事が起こった?それでも気長に待つ、30分経っても流れてこない。もう係が残りの荷物を床に上げ始めて、これは載ってないと、ANAの荷物の係(フィリピン人男性)に聞く。
調べてもらったら、どうやら羽田で載せ損ねた模様。
いつ来るのか?聞いても分からない。たぶん明日。という。たぶんでは困る。ちゃんと確認してほしい。と話す。2.3人いたスタッフで話しているが埒が明かない。もうすでに降りてから1時間が経つ。直接日本に電話するから番号を教えてくれと伝え、直接電話する。
やはり羽田にあるとの事。いつになるか聞いたら明日の同じ便に載せます。と言われる。
必ず乗せてくれと依頼して、現地の担当者に再度話す。荷物はどうしてくれるのか?
着いたらデリバリーする。今日用事を済ませたら、クラークまで行くがそこまで持ってきてくれるのか?と聞くと、持っていきます。との事。で、すぐ運んでくれるのかと聞くと2.3日はかかるかも。と返答。さすがにキレてきた。3日かかったらもう日本に帰っている。なんとかならんのか聞いても同じ返答。時間ももったいなかったので諦めて最終的にはマニラに宿泊して明日取りに来ることにする。2時間のロス+クラーク1泊キャンセル、マニラ宿泊追加。
翌日、便の到着時間少し前にターミナル3に到着する。以前入った入口から荷物が届くから入れてと言うが航空会社のオフィスに行けと言われる。ちゃんと教えてくれなかったし、聞かなかった私も悪いが入ってきた反対の端の階段から2回へ上がりANAの部屋に行く。そこで昨日の担当に会い、そのまま入れるのかと思いきや、今度は反対側の1階の端のカウンターでバゲッジクレームに入るための申請をしないといけないらしい。かなり並んでいる。30分。パスポートを提出しカードを貰い、やっと中へ。定刻だったのでもう結構な荷物が出ている時間。入るのはすんなり入れた。
ANAの荷物係のブースに近づくと自分たちのキャリーが置いてあるのが見える。
係が取り上げておいてくれていたらしい。1日遅れで到着。そのまま見送られようとする。
手土産のお酒が入っていたので念の為に中を開けて確認する事に。かなり丁寧に梱包していたので問題はなさそう。でふと、車輪を見ると、1個取れて無くなっている。
愕然。
車輪だけでなく、付け根のカバーごともぎ取られている感じでの破損。これはひどすぎる。しかも取り上げた時に置くと倒れ掛かるので係も気づいたはず。そのまま気づかないと思ったのか。最悪。
伊丹なのか羽田で載せる時か、マニラでおろす時か真実は分からないが大事に使っていたREMOWAの車輪が根元からもぎ取られるくらいの破損は相当ひどい扱いをされた事は想像出来る。
後ほど分かったが、頑丈な留め金(バックル?)もひび割れていた。
これにはさすがに文句を言うが、破損は日本に帰国して申し出をしてくれ。との事。
そうかも知れないが、ほんまあかんわ。
で、見送ろうとするので、最後まで付き合ってよ。
怒り心頭でまた反対の所のカウンターまで来てやっと解放。ここまでまた2時間。
でも3日間を車輪が取れた状態で移動しないといけない。この時間の損失とモノの破損、精神的なものは相当ひどい。
帰国時、成田経由だったので、成田のバゲッジクレームの横にある案内所に行く。
カウンターにいた係の女性Kさんに、マニラでの受取で破損が発覚した事を伝える。よくある事か、いたって事務的な対応。知り合いの法律に詳しい方に聞いても修理するだけと聞いていたのでゴネる気もなく、この場面では少しイライラはしながらも怒ることも無かった。別に連絡が入っていた感じでもない。こちらから事情を説明している所、話の途中でタイミングを見てか、修理になるかと思いますので、弊社の指定修理店舗で修理になりますのでこちらに記入してください。と宅急便の伝票を差し出される。
とにかく事務処理を済ませたい(という風にしか見えなかった)という感じの態度。
そこでキレた。
事情を途中で話しているのに最後まで聞かずに、何がこちらに記入しろ?
こちらには連絡が無いんですね?ないから説明しているのに途中で遮るな。とマニラでのロストバゲッジの件から破損の件、長年大事に使っているキャリーがぞんざいな扱いで破損された気分。を話す。
申し訳ありません。とその上の女性責任者Sさんもそばで聞いていて頭を下げられる。
なんも土下座してほしいとか平謝りしろと言っているわけではない。様々な原因で長時間無駄になり、精神的にも凹んでるのに、モノが壊れました。直すのでこちらへ。と話も聞かずに事務的な対応されたら、こんなもん?と思うよね?カウンターの業務ってなんなん?
ちょっとでもお客様に寄り添う、振りでもするものと違うの?
上司のSさんの神妙すぎる態度と少し震えてる姿を見て、一気に醒めた(良い意味で)
もういいです。あなた達には責任の無いところで起きたことをここでそれを受けとめないといけない事も理解しました。
手続きするので説明してください。と。
書かれている紙を見ると、必ず修理できるものではない事を了承するみたいな文章も書かれていた。自分で修理して請求する事が出来るのに説明が無い事や、2か月くらいかかると言われる事など。つっかかる要素は沢山あるのは事実だが、そこはSさんの対応でスルー。
最後は少し声が大きくなった事に関してはお詫びして出る。
帰宅後、もらった着払いの伝票で指定の修理工場へ送る。
到着後、案内所を経営しているサービスから電話。到着の確認と、車輪とバックルの交換も出来るという連絡。KさんとSさんと同じ会社の方だというので、改めてキレた事を詫びておいた。
2か月も掛からず2週間で、破損していた車輪を含む4輪とも新しいものに替えてくれて返ってきた。(多分古いから同じものが無かったのだと思う)それは成田で言おうと思っていたけど、文句みたい言って更に4輪とも替えてくれというと、出来ます出来ませんみたいな会話で更に気分が悪くなるかもと思って言わなかった。4輪が新しくなってスムーズにはなったが、色がグレーに変わったので少し違和感。が、ここはありがたく思っておくことにした。
JALから今年はANAにシフトしようとしてからの国際線での出来事。飛行機に乗っていてキレたの初めて。
乗り換えた事がダメだったのか。浮気の代償みたいになっている?いや、でもこれでJALに戻ったら、ANAの良さを更に知る事が無くなってしまう。最初にこんな事があったら比較するとあとは良い事になるやろ。と、めっちゃこじつけた。それ以降も国際線、国内線ともLCC以外で乗れるときはANAに乗っている。でもANAでは預け荷物はもうしない。
長距離やどうしても預けないといけない時は壊れても良い鞄にすることにする。
全体的に事務的な感じはするが、やっと、だいぶいい感じに慣れてきた。
あ、あと遅延や損害について所有しているクレジットカードの付保保険について調べた。
ANAカードは遅延が対象になっているのはプラチナのみ(2万円)。ゴールドでもついていない。JALカードもゴールドだが、改悪されてJAL便利用時のみ(3万円)になっていた。持っている他のカードでauPAYゴールドカードのみ対象。ただし、預け荷物の遅延が6時間以上で、かつ到着後48時間以内で購入した衣類などの領収書の提出で上限3万円。
普段買わないようなところで、Tシャツとトレーナー等を購入。
帰国後、電話して申請書類を送ってもらい、ANAの遅延の証明書、搭乗券、領収書などを同封して返送。割と早くに振り込まれた。
破損に関しては、対象になるところが多いが修理してもらったのでこれも実費精算が必要なので対象外。
auPAYカードは自動付帯でかつ死亡1憶(これは望まないが)を始め各保障があり家族も対象だし、出航遅延、乗り継ぎ遅延なども対象なのでau経済圏に居てポイントを貯める人にとっては年会費は安いという事になる。
色々経験できた春の出来事だった。