地元の名店がまた暖簾をはずす

50年以上に渡り、歩いて行ける街中華として、地元民に愛されていたお店が先日暖簾をおさめて閉店した。

残念過ぎる。

月に2.3度は店で食べ、たまに出前をお願いし、祭りの時には地元の後輩を連れて行き、3代にわたってお世話になった。

味のレベルってある一定の味に達すると好みになると思うが、来すぎていてこれが基準になっている。とても美味しい(かった)中華だが油や調味料の使い方はこだわっているのか、他の店よりもかなり食べられるし腹いっぱいになってもあまりもたれない。

もう二度と食べられないと思うと本当に残念過ぎる。最終日に持ち帰った炒飯と餃子は冷凍保存しておこうかと思ったくらい。笑

ありがたい事に、そんな個人経営の美味しいが歩ける範囲にたくさんあった。

もう閉店して4.5年以上になるが、出前を頼むと思ったら候補として出てくる、いわゆるトップオブマインドの店の筆頭に、自家製麺を出して定食も扱う和食の食堂があった。

更にここで頼むメニューはとんかつ定食か、うどんすき定食に決まっていた。メインの美味しさはもちろんだが、付け合わせのポテトサラダと、うどんの出汁を使った味噌汁がうまい。全体にバランスが取れている。またここ以上のうどんすきは食べたことがない。

いっときご子息が手伝っておられたが、残念ながら40年以上の歴史を閉じられた。

こちらも3年前に近所から惜しまれて閉店したお店。

おばちゃんひとりで仕切り、テーブル4人、カウンター2人も座れば満席な2坪の焼肉店。ここは自家製のたれとキムチの美味しさはもちろん、もやしスープが絶品。晩年、肉はロースとバラ、たまにあるミノしかメニューが無かった。タンとか他の肉が無くなったのは仕入れが高いから。らしい。笑

ここでは、焼肉焼きながら、キムチとスープと、ご飯をかっこむ感じ。

おばちゃん一人なので結構手伝う。日によって人の出入りが違うから、ごはんが無くなる時がある。その時は家に取りに帰る。笑 

付け合わせのキャベツが切れたら、それも取りに帰る。

お茶が無くなったら、作るの大変やしコンビニで買ってきて。とお金を渡される。

店をたたむ直前には、勘定も自分で計算して。と言われる。

おばちゃんが、キムチと肉を漬けダレから皿に盛る以外、セルフの時があった。

そんなのを含めてとても素敵な店だった。本当に残念。

もう一軒は、さぬきうどんの店。最初は値段も少し高くて出汁が少し濃い感じだったが、うどんがとても美味しくて慣れてきた。たまに頼む、ちらし寿司と稲荷もうどんに合わせて作っている感じが伝わる。先代が一生懸命作り上げたお店だったが、なかなか飲食業は厳しいのかコロナを経て閉店。

うどん食べたいと思った時の候補からなくなるのは寂しいところ。

オヤジの友人がやっていた寿司店はもう随分前に閉店し、個人の店舗で出前を頼める店が完全になくなった。

あと近くで古くからのお店は珈琲豆の卸もやっていた喫茶店。ここでは高校時代にバイトをしていた。奥さんが1人細々とやっているのでいつ閉店になるか。

もう一軒あるうどん屋さんは大将が50代なのでしばらくは大丈夫か。

もう歩きでも、自転車ででも行けるお店が無くなって来ている。あるにはあるが味で行こうと思う店が無い。

逆に美味しい店が出来たとしても、大人になる過程も含めてその味になっているのを超えるのは難しいかもしれない。し、比較するものでもないのかも知れない。

とにかく、ここ5年くらいで名店(地元だけかも?)が無くなっていって残念。

そのうち大手のチェーン店ばっかりになってしまうのか。。

投稿者: マーク

こんにちは!マークです。 よろしくお願いします。

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