君の瞳に恋している 14歳のおもいで

 月に2.3回行く銭湯がとても優秀。サイズ感はよくある銭湯の大きさだが、通常の浴槽に、電気と超音波、寝風呂。ドライ・スチームサウナと15度前後の水風呂があり、露天風呂も小さいがある。あと感覚的だが、施設は古いがどこも清潔な感じ。たまに気分転換に行き、大体ドライ2セット、スチーム1セット。すごく気持ちが良い。

ドライサウナでは、昭和な音楽が流れていて、時々当時の思い出がリンクして思い出す。たまにノスタルジックな気分になっている。

先日、邦題 君の瞳に恋している が流れてきた。あー、洋楽を聞き始めてしばらくの曲、しかもこれ初めて行ったDISCOなるものでみんな盛り上がっていた曲や。。

遡る事、中学2年14歳?。当時、ボーイスカウトではないが、とあるエリアで活動をする団体があり親類の関係で参加していた。林間学校的なものがあったり、キャンプやBBQがあったり、いろいろ遊び中心に学んでいく感じ。そこで仲良くしてもらっていた先輩がいた。当時高校2年生Sさんを筆頭にあと2人。当時私は中2でも背が伸びしていたし、顔もすでに大人で、大学生に間違われたくらいだったので、向こうもおんなじような感覚で付き合ってくれていたのかと思う。今から思えば。

それが何がきっかけか分からないがその4人でDISCOなるものに行こうという事に。このあたりは40年も前で記憶も曖昧で、時系列も前後するかも知れませんがご容赦下さい。

 そのDISCO、ミナミにあったのですが、地下の階段を降りて行くところで名前が、USAだったか、なんかアメリカっぽい感じの、、という記憶。年代と場所を入れて検索すると、当時のDISCOを一覧にまとめてくれていいる人がいた。名前はNASA。あーそれでUSAみたいな印象だったんだ。と納得。

そこへ4人でドキドキしながら入っていく。店員さんが我々を見て、私に向かって、お酒は出せませんけどいいですか?って。一番歳いっているのが私に見えたって事でしょうか。。あーハイ。と言いながら、たしか、踊るステージに向かって、3列くらい縦に4人掛けのローテーブルが並んで配置されている感じ。

我々は、ステージ、サラリーマンOLグループの次のテーブルに案内される。

ガンガン、音楽流れていて、最初うるさい。印象。

そのうち、隣のサラリーマンから声を掛けれれて、自分らいくつや?と聞かれて答えると、えーまじか!そうなんか!!という反応、仲良くなって話始める。テーブルにはウィスキーが。飲み放題だったので、お酒もらうわ。あーええで。みたいな感じで、コーラしか出してもらってなかったので、そこにウィスキーを入れて飲みだす。そこからS先輩がガンガン飲みだす。すごいS先輩。酔っぱらってきたし、踊りましょうみんなで。となってステージへ。

盛り上がってきたところに、先ほどの きみの瞳に恋してる BOYS TOWN GANG が流れて来て一気に最高潮に。

一通り盛り上がり、時間はだいぶ遅くなる。

ふと見渡すと、Sさんがいない。あれ?トイレ?いろいろ探すが見当たらない。

もしかして、大の方?あ、閉まっている。ノックする、まつ。ノックする。返事なし。やばい??なんとなく。よじ登って上からのぞく。あー、便器を抱えてグダってる。やばいやん。。せんぱい。

よじ登って中に入って鍵を開ける。ぐにゃぐにゃな感じ。

会計して、店員さんに平謝りして地上まで肩を組んであげるのを手伝ってもらう。

ビルの踏み込みのところの花壇を抱く様に寝ている状態の先輩。

えーどうしよう、タクシーに乗せてどっかに行くとか、他の先輩もまったくアイデアも浮かばなく途方に暮れていた。

そうすると、お客様をお見送りしていた和服姿のお店のママさんらしい方が、道路側から戻ってこられる時に我々を見て、“どないしたん?”と声をかけてくれる。かくかくしかじかと話をすると、あーそうか。そしたら、私の店に連れておいで。と言ってくれる。今風で言えば、神。でも今から考えたら、何も考えてないというか。みんな怖いものしらずというか。

お店に入るとスナックの様な感じか。たしかカウンターと奥の方にBOX席があった。ピアノがある。先ほどのお客様が帰ったので入れてくれたのか。お店はしぶいバーテンさん二人で営業されている感じ。

S先輩はBOXに寝かしとき。でも、あかん先輩やな。ほんま。まあ3人はカウンター座り。と促され、で、みんな何歳なん??と、ちょっと怒られ気味。先輩2人が答えて、ふーんそうか。って感じだったが、最後に私が14歳と答えると、バーテンさんと共に、“じゅうよんさい!!” と驚かれる。

なんでまた14歳、みたいな話があって、なんか飲む?というから、冗談で、水割り。といったら、ほんまに怒られた。

なんやかんや話をして、歌でも歌うか?と言われて、最若手が歌う事に。ぎんぎらぎんにさりげなく、とかしか歌えそうにない。というとOKとバーテンの方。

なんと生ピアノの演奏で、初カラオケ?そしてそれが、ぎんぎらぎんにさりげなく。なんと、滑稽な感じ。今から思えば。。生ピアノでよう歌えたな。

でだいぶ時間が経って、S先輩が起きてくる。

ママ、マジで怒る。

“あんた最年長やのにつぶれてたらあかんやろ。な。” ごもっとも。

S先輩、またうなだれる。

ここ座り。とカウンターに呼ばれてしばし説教。んで、水ようけのんどき。って。

みんなで改めて、お詫びとお例を申し上げて、お支払いは、、と聞くと、そんなんええわ。でも飲まれたらあかんで。的な事を言われて、重ねてお礼を行って店を出る。

すごい色々とお世話になり、勉強になった。

先輩たちが、お礼には行ってくれたと言っていたか。。。それからは学生生活を割とふつうに送り、そのことはすっかり忘れていて、だいぶ大人になってから思い出して調べた時にはもうなくなっていた。

なかなかな体験をした14歳。

40年以上も前の事だが、あの曲が流れると思い出す。一番のロングバージョンで思い出すのはこの曲。

音楽と思い出、匂いと思い出って割と一瞬でその時に引き戻されますよね。

投稿者: マーク

こんにちは!マークです。 よろしくお願いします。

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